夏に聴くクラシック

2019年1月26日日常の文系・雑記音楽

【クラシック音楽と季節】

ヨーロッパにおいてクラシックは基本的には、秋~春にかけてがシーズンといえます。
クラシック演奏会も夏は、演奏者や聴衆がバカンスに出かけてしまうので、オフシーズンなわけです。

クラシックそのものが、
”芸術性””自己表現”を強く意識した、
短調を中心とした重めの作品が多いです。
どうしてもイメージ的には秋~冬に合うような気がします。

日本では・・・
夏、特に日本の高温多湿な夏、
そして特有な”夏だっ!、祭りだっ!、海だーっ!!”というノリの中では、やっぱりクラシック音楽は合わないような気がします(^m^;)

【夏のドライブで聴くクラシック】

季節は真夏でも、冷房の効いた部屋では季節感がなくなります。
よってどんなクラシック曲でもOKとなります。
これではネタになりません(^m^;)

では、

夏、パリから南仏へのドライブ、クルマはオープンカー

というシチュエーションで聴くクラシックならばどうでしょうか?
日本では長野県の高原道路とかどうでしょう。

 

イメージ的に浮かんでくるいくつかのクラシックの名曲があります。
真っ先に浮かんできたのがこれ

シューベルト
ピアノ五重奏曲 「鱒」


メンデルスゾーン
無言歌集 「甘い思い出」「デュエット」

バッハ
パルティータ第4番
平均律クラヴィーア曲集

など・・・・

ショパン
あの!ベートーヴェンにも夏のドライブに合う曲があります。
幻想ポロネーズやピアノ・ソナタ30番なんかは結構イケます。

バッハはカンタータやイタリア協奏曲、インベンション、といった中に、無数に夏にも聴ける名曲がたくさんあります。

しかし夏のドライブで聴くクラシックは、やっぱりモーツァルトに限りますね~

ピアノ協奏曲 11番、15番、17番、23番
クラリネット五重奏曲
ピアノ・ソナタ群

など、長調の曲はほとんどイケるのではないでしょうか。

特に「ピアノ協奏曲23番」は1番のお気に入りです。

第2楽章はリゾートに降る雨といった趣ですが、第1楽章、第3楽章の綺羅びやかさ、流麗さ、気持ちよさはモーツァルトが実際に、ジャガーXK8コンバーチブルに乗って作曲したのでは?と思わせてくれるほどです。
(外車 キレイ オープンカーで検索して1番カッコよかったのがジャガーでしたw)

【フランソワーズ・サガン】

フランソワーズ・サガンの小説「熱い恋」に、主人公がオープンカーに乗ってパリを走るシーンがあります。
そのクルマのラジオからはブラームスが流れています。
コンチェルトかシンフォニーか、ちょっと忘れてしまいました。

サガンは「ブラームスはお好き」という小説も書いています。
ブラームスのファンなのでしょう。

しかしです。
わたし的には
ドライブにブラームスの音楽はどうも結びつきません。
ブラームスは秋の晴れた日の休日の午後に、部屋で聴きたいです。

スピード狂でもあったサガン。
そのスピードに酔いしれる精神状態に、少しでも安定感を与える重厚感溢れるブラームスの音楽(ピアノ協奏曲1番やバイオリン協奏曲、交響曲4番など)は、彼女のドライブにピッタリだったのかもしれません。

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