”アニメ声”のヴォーカリスト1
アニメ大好きのわたし、
当然アニメのオープニング、エンディング、劇中歌
を飾るアニソンも大好きなのです。
【アニソンの歌い手さん】
アニソンといえば、
70年代は
水木一郎さん、佐々木功さん、子門真人さん、堀江美都子さん
といったアニソン専門の歌手さんが歌われていました。
それが80年代には邦楽のポップス&歌謡曲の歌手さん達(クリスタルキング、TMネットワーク、岩崎良美さん、斉藤由貴さん等)も歌うようになりました。
この流れは現在まで続いています。
さらに、美少女がメインキャラを務めるいわゆる”萌えアニメ”が主流になったここ10年間は、メインキャラの声優さんがアニソンを歌う機会も増えて、ミュージシャン顔負けの活動をされている声優さんも多くなりました。
ボイストレーニングをきっちりされている声優さんです。
その声優さんがアニメの主人公になりきって歌うわけです。
確かな歌唱力に加えて、そのアニメキャラの性格を歌唱に表現されているので、聴いているこちら側としてもとても楽しく、気持ちいいのです。
【アニメ声】
しかし、アニソンが普通にヒットチャートにランクインされる時代です。
上記のバックグラウンドを理解されない一般の方々がアニソンを聞くと
「大人の女性が無理やり若作りしてぶりっ子して歌ってる」
と間違った認識にもなりかねません。
これがいわゆる”アニメ声”というわけです。
間違った認識からくる形容ではあるのですが、的確な表現でもあるなぁとわたしは思ってしまいます。
本当のお楽しみはやっぱりわたしたちだけのモノということでいいと思います。
さて、この”アニメ声”は二次元コンテンツだけのものではありません。
このアニメ声を駆使して聴衆を魅了したヴォーカリストは実は今から40~60年も前、アメリカのジャズ界、ポップス界、そしてに邦楽のポップス界に現出しています。
【ブロッサム・ディアリー】
まずはこの人、ブロッサム・ディアリーです。
1950年代にジャズピアノ&ヴォーカルのリーダー作「Blossom Dearie」を発表します。
ピアニストとしてもリーダー作を発表していた彼女。
カクテルピアノと甘い声。
少女の様なぶりっ子唱法。
さらに極めつけのメガネっ娘。
・・・と、まるで萌えアニメから出てきたような方です。
わたしは彼女の歌うジャズのスタンダード曲”Tea for Two"を聴いて思わず「なにこれカワイイ!!」と思ってしまったのでした。
女子高生が裏のアルバイトでジャズ・ミュージシャンだった、というようなアニメがあれば、その歌うシーンのアフレコでそのまま使えるかもしれません。
60年代後半にはボサノバも歌うようになります。
これもとても素晴らしいです。
ジャズはどうもとっつきにくいという方にオススメします。
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