アメリカの好景気 狂瀾の1920年代1

2017年3月22日経済

アメリカの歴史上、感覚的に最大と思われるブルマーケットは、1920年代に訪れました。
特に1925~1928年の3年でダウ株価は2倍以上の上昇です。

狂瀾の20年代と言われますが、
1922年までは第一次世界大戦の戦後不況が続いていました。

大戦中からその戦後不況の間にブルマーケットへの種が蒔かれていました。

 

【いくつかの要因】

第一次大戦が勃発すると株式市場は下落。

そのとき、アメリカ株を買い支えたイギリスの投資家の膨大なお金が、アメリカ国内に留まることになりました。
結果、アメリカの金利が、相対的にイギリスより低く抑えられることになりました。

またアメリカ財務省は大戦に参戦するために戦争債を発行しました。
この戦争債は愛国心を煽ることになり大人気に。
予想の30倍以上の1100万人が購入しました。

その戦争債の購入者が、戦争債の満期を向かえるにあたり、有価証券への投資の旨味を知ることになりました。

銀行業界は経済的に成功していた個人に目を向け、投資サービスを提供することで収益増大の可能性を認識することになりました。

政治的には1920年にウォレン・ハーディングが大統領に選出。
ハーディングは「アメリカ第一主義」を掲げ、工業&経済力向上を推し進めました。
さらに税の累進性を弱め高所得者を優遇しています。

これらの要因を内包しつつ、
ハーディング大統領が1923年突然死去。

銀行や市場に対して寛容な姿勢をとり、さらに減税を進めるカルビン・クーリッジ副大統領が大統領に昇格。

さらに1924年に大統領に当選するに至り、このアメリカの歴史上最大のブルマーケットが起動することになるのです。

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続く

 

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