埼玉県のアニメ聖地事情2

2017年6月7日埼玉県の秘密

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【今、どんなアニメが作られているのか?】

現在、四半期ごとに数多くの深夜アニメが制作されています。

登場するキャラクターはティーンエージャー(特に中高生)が多いです。
大人が主なキャラのアニメはほとんど見られません。
理由として

  • 1.中高生をターゲットとした漫画、ゲーム、ライトノベルからアニメ化された作品がほとんどだから。
  • 2.作品のブルーレイ&DVD、アニソンのCDやグッズを、幅広い層に購入してもらうため、
    30~50歳の大人を意識した作品作りも考慮する必要がある。
    そのためこの世代の”萌えキャラ愛”や、
    ”若き日、思春期への郷愁”やアイデンティティーに訴える作品作り、
    現実社会、大人の社会から逃避できる作品作りが必須である。

などが挙げられます。

2017年春アニメ(4月~6月放送)でも、中高生がメインキャラとして登場してくる深夜アニメは

「エロマンガ先生」、「カブキブ」、「教会のRINNE」
「銀の墓守り」、「クロックワーク・プラネット」、
「冴えない彼女の育て方♭」、「サクラダリセット」、「月がきれい」
「夏目友人帳陸」、「ひなこのーと」、「覆面系ノイズ」
「武装少女マキャベリズム」、「フレームアームズガール」
「ツインエンジェルBREAK」

と枚挙に暇がありません。

 

【埼玉県の利点】

今、大人気の「進撃の巨人」のような、異世界を舞台にしたファンタジー系のアニメでは、制約も少なくキャラをダイナミックに活動させることができます。

しかし、
上記のような現実社会に中高生の主人公が登場するアニメでは、キャラの生活&活動範囲が狭くならざるを得ません。

その制約のなかで最大限、アニメキャラクターを動かすのに、鉄道、バス等の公共交通網が発達している大都市圏を舞台にするのは、物語を構築、展開していく上で色々メリットがあります。

次に首都圏(埼玉県)の住宅事情です。

昨年の国勢調査で初めて人口減になった日本で、人口が増加している8県のうちの4つが東京、埼玉、千葉、神奈川の首都圏です。

実際、わたしの住んでいる市の郊外でも住宅地がいくつも造成されています。
開発が進んでいます。

その住宅地では近年、建築費のコストダウン化によって、下の写真のような外観の似た住宅が建てられています。


近くの住宅地です

このような住宅地に住む首都圏・埼玉県の中高生をアニメのメインキャラクターにすることは

  • 背景画の簡略化ができる
  •     

  • 視聴者も背景に気を取られずにアニメの物語に集中できる

などのメリットがあります。

さらにアニメ制作関連のスタジオが、西武新宿線、西武池袋線、JR中央線、東京メトロ丸の内線の沿線に、特に集中して存在しています。(下図参照)


「アニメスタジオ」でグーグルマップ検索した結果です。

赤 元請制作会社
青 CGスタジオ
緑 背景スタジオ
橙 グロス請け、作画スタジオ
黄 仕上げ、撮影スタジオ
緑 背景スタジオ

 
埼玉県は家賃相場が首都圏で一番安いです。

生活コストの安さと通勤に便利ということで、アニメ制作会社関係者、アニメーターさんが、都内だけでなく埼玉県にも大勢住み着いていらっしゃると思われます。

そのため埼玉県をアニメの舞台にすると

制作スタッフが舞台の取材をわざわざする必要がない

というメリットもありそうです。
 

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【観光資源としてのアニメ】

2007年に放送されたアニメ「らき☆すた」は埼玉県を舞台にしたアニメです

ファンが聖地巡礼と称してらき☆すた関連の場所に訪れるようになりました。

そのことがメディアに取り上げられると、劇内に出てくる神社のモデルとなった「鷲宮神社」の初詣参拝者はテレビ放送後3~4倍増の47万人。

そのファンへのおもてなしを第一とした町おこしの結果、その経済効果は10億円超といわれ、埼玉県にアニメが観光資源となりうることを認識させたアニメです。

その後、県の観光課が主導して、2013年からは毎年10月にはアニ玉祭と銘打ったイベントを行っています。
他に
県外、海外でのPR企画や県内のお祭りとの相互PR企画など、県を挙げてアニメとその聖地を推していることも埼玉県が舞台となる深夜アニメが多い原因の1つと言えるでしょう。
 

【深夜アニメがんばって!!】

以上のような理由から、深夜アニメでは舞台となることが多い埼玉県。

ただその事実は、アニメファンだけに認知されているというのが現実といえましょう(汗)

しかし先程の「らき☆すた」では隠れた観光資源の掘り起こしに成功しています。

さらなる埼玉県の観光資源の発掘もありえるかもしれません。

そして
聖地も大事でしょうが、なにより
楽しくて、キュンキュンできて、感動できるアニメがたくさん制作されること
今後も期待するのです。

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