埼玉県の自然災害事情

2017年7月19日埼玉県の秘密

【近年の日本の自然災害事情】

日本は自然災害の多い国です。

巨大地震に津波、大型台風、集中&ゲリラ豪雨とそれに伴う土砂災害、豪雪、竜巻、火山の噴火・・・・等
特にここ10~20年では顕著なような気がします。

地震や津波、火山の噴火は、地球の地殻活動によってもたらされるので大昔からありました。
しかし年々大型化する台風や豪雨は、真相は定かではありませんが、どうしても”地球温暖化”という単語を想起させます。

ちなみにわたし、
数年前にシンガポールに行きました。
その時、熱帯雨林特有のとてつもないスコールを経験したのです。
その時は、いきなり擦りガラスのメガネをかけさせられたかのような、視界を白くさえぎる雨の密度に、とにかく驚きました。
最近のゲリラ豪雨も、密度では及ばないものも、降る時間と降水量はスコール以上のような気がします。

【自然災害に強い?埼玉県】

さて、埼玉県です。

記憶に新しいところでは

2013年9月の竜巻による被害
埼玉県越谷市、千葉県、茨城県に多数の被害が発生しました。
埼玉県では過去最大級の竜巻、突風被害で、全壊13棟、半壊一部半壊は1000棟弱の家屋被害を出しています。

2014年2月の大雪被害
秩父地方で74cmの積雪を観測
秩父、県北のインフラ、農産業に多大な損害をもたらしました。

といったところが全国ニュースで取り上げられた自然災害です。

自然災害は発生しています。

とはいえ埼玉県は他県に比べて少ないという印象があります。

たとえば台風です。

台風はその東側で雨、風とも強いです。
その特徴から、静岡県あたりに上陸、長野、群馬県に抜けるコースが、最も関東地方、埼玉県に影響を及ぼす上陸コースだと思われます。

しかしそのコースをとる台風はほとんどありません。
たとえあっても2000~3000m級の山々が連なる、南、北アルプスの影響で台風は勢力を維持できません。
急速に衰えることになります。

関東では台風そのものより、台風の影響によって活発になった前線による、大雨の被害のほうが大きい場合があります。

また、埼玉の中心都市(さいたま市周辺)は関東平野の中央部に位置しています。
海、山から離れていて土砂災害、津波災害のリスクは、ほぼ皆無といってもいいでしょう。
関東最古の神社(鷲宮神社)が埼玉県にあるのも納得します。

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【天災は忘れた頃に】

とはいえ埼玉県の秩父地方は山地ですし、埼玉東部は川も多いです

線状降水帯による長時間に渡る集中豪雨の際には、洪水、土砂災害の危険性は当然高まるでしょう。

以下の図は、埼玉県における洪水浸水想定地域、土石流地すべり危険地域です。

水色部分が洪水浸水想定地域、赤色部分が土石流地すべり危険地域です。
危険地域がかなり広範囲であることがわかります。

さらに地震です。
今のところ埼玉県を震源とする大きな地震は発生していません。
しかし、関東平野北西緑断層帯、立川断層帯を有していて東京湾北部地震も脅威です。
以下に各地震の予想震度マップを上げます。

関東平野北西緑断層帯地震

立川断層帯地震

東京湾北部地震

震度7の地震は普通に起りえる状況です。

東部はともかく、
埼玉県の南西部は武蔵野台地の上にあり、比較的地震には強い土地と思っていました。
やはり地震の脅威に晒されているわけです。

地震のほかにも富士山、浅間山の噴火も危惧されます。

一見、自然災害とは無縁の埼玉県とはいえやはり自然災害のリスクは常に意識し、十分な防災の備えをすることが大切であるということですね。

【追記】

今年2019年、関東地方は2度の大型台風、そして豪雨に見舞われました。

強風の被害や河川の氾濫などで甚大な被害が出ました。
埼玉県も例外でなく川越市で大規模な河川の氾濫があり、特別養護老人ホームが屋根だけ残して浸水するというショッキングな映像が流れました。

土砂崩れも県内各地で起こりました。
下の写真は秩父市の国道140号線の土砂崩れの現場です。
片側通行になっていました。

倒木、土砂崩れからの生活圏の”孤立”は簡単に起こり得る、身近な脅威を感じました。
倒木に覆われる中津川上流です。

危惧されていた荒川の氾濫はありませんでしたが、支流の入間川の状況をみると切迫した状況だったのではないでしょうか。

大型台風や大規模な豪雨は毎年起こり得る状況です。

河川の堤防の強化は簡単にはできないです。

《命を守る行動》の準備・訓練を心がける必要があります。

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