『しまむら』の秘密

2019年1月26日埼玉県の秘密埼玉県の色々な事情,経済News

衣料品チェーンストアーの『しまむら』は、埼玉県さいたま市に本社を持つ、埼玉県発祥の代表的な企業です。

ファーストファッションの気軽なお店として人気があります。
わたしもたまに利用します。

赤色の『しまむら』の文字とラインが特徴です。
しまむらの店舗数は全国で1407店舗、
うち埼玉県には104店舗あります。(2018年5月時点)
ですので埼玉県内をクルマで走ると、各市街地の街道沿いで、この『しまむら』の赤い文字の店舗はよくみかけます。

【9年ぶりの減収減益】

しまむらが2018年4月2日に発表した2018年2月期決算は、前期比で売上高が0.1%減、営業利益が12.1%減でした。
リーマン・ショック後の2009年2月期以来の減収減益でした。
社長談として
「2017年度については整理整頓しすぎてしまった」
とのこと。
売れ筋商品の欠品発生や広告宣伝の失敗も大きかったようです。

一方のファーストファッションの雄、ファーストリテイリング(ユニクロ、GU)の2018年2月期決算は、
前期比で売上高が16.6%増、営業利益が30.5%増の増収増益だったそうです。
海外展開事業が国内事業を上回った結果だそうです。
すごいですねぇ

【しまむらの秘密】

ユニクロは
製造から販売までを手がける製造小売業です。

しまむらは
商品をアパレルメーカーから仕入れて販売する小売業です。

各アパレルメーカーのデザインによるバラエティに富んだ品揃えとなります。

一見して「しまむらの服」とわからない
他人と被らない
などの利点があります。

一方で
またロゴの入ったモノや柄物も多く、コーデに気を使う、難しいというところがあります。
わたしは無地を徹底させるユニクロよりしまむらのほうが好きです。

またバラエティに富んだ品揃えということは、定番商品が無い、もしくは育ちにくいという欠点にもなるような気がします。

商品のサイクルも短く、気に入った商品を見つけるためにここ数年では、足繁くしまむらに通う「しまラー」なる消費者も出現しました。

しかしその消費行動にも『疲れ』が出てきた、これが昨年の減収減益にも現れたのではないかと思います。

今はZOZOTOWN、ユニクロ、GU等、ネット販売で、お手軽に済ます流れなのかもしれません。

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【がんばれしまむら】

埼玉県民として気をかけてしまうしまむら。

GWの一週間強の間でしまむらの広告を何回か見ました。
おー、がんばってるなー
と思ってチラシ数を数えたら3枚!

でもユニクロは4枚でしたw

ぐぬぬ・・・・ユニクロ、さすがです。

ユニクロとの比較でいえば、店舗内での中高年層の割合は圧倒的にしまむらの勝ちです。
近年ではメンズ衣料の充実を目を見張ります。
あとはインナーだけでなく、アウターでも看板商品を少しだけ充実させればいいのかなぁという感じですね。

この『少しだけ』ってのがミソです。
しまむらの魅力は定番、看板商品より、やっぱりバラエティ豊かな品揃えにあるわけですから。

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