【真冬の差し芽・菊】メネデールとダイソーのバーミキュライト【2価鉄】
【お正月の切り花の菊を増やしたい】
年末(30日)に母がお正月用のお花を買ってきました。
菊とカーネーションです。
通常、切り花を長持ちさせる方法へと思考が働くわけですが、すっかりガーデナーになっているわたし
この切り花を見た途端、菊に関して発根・差し芽で増やせないかという思考にww
というのも庭の菊やカーネーションはこの年末になっても緑を保っていて、「菊なら真冬でも室内ならワンチャンイケるかも」と思ったのです。
庭の菊です。ムスカリとグロッソラベンダーと共に
カーネーションはちょっと傷み気味でした
そこで挿し木・差し芽の方法でよく目にしていたメネデールとダイソーのバーミキュライトを用いて真冬の時期ではありますが発根・差し芽をしてみました。
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【植物に必要な栄養素】
植物の生長には
- 光合成(糖 デンプン・ショ糖などを生成)
- 水
- 土
が欠かせません。
さらに植物には糖以外の栄養分として
- 窒素、リン酸、カリウム (肥料)
- カルシウム、マグネシウム、銅、亜鉛、鉄などのミネラル(植物活性剤)
が必要です。
植物はこれらの栄養分を土から吸い上げるわけですが、土がやせている場合や水耕栽培等では栄養分を与える必要があります。
【メネデール】
[植物の育成に必要な鉄イオン]
挿し木、差し芽で必要な栄養素が鉄分です。
なんと根の伸長を促進させます。(促進させるエネルギーを生産する)
他にも光合成に必要なクロロフィルの合成、窒素肥料の変換に必要です。
必須元素ですね
[メネデールの鉄イオン]
この鉄分、植物は鉄イオン Fe²⁺ の状態でないと吸収できません。
植物は根から有機酸を分泌して鉄を溶かし酵素を用いて土壌の鉄分を「2価の鉄 Fe²⁺」に変換して吸収しています。
メネデールはこの2価の鉄イオンが主成分です。
なので有機酸を出す根っこがない挿し木・差し芽、切り花の育成でとても有効な植物活性剤なのです。
Amazonで購入したメネデールと100倍希釈液です。
ちなみにメネデールの本体に張ってある説明書には「肥料・農薬ではありません」と記載されています。
肥料・農薬と冠するには必要成分が一定量満たしてあることがです。
メネデールをネットで調べると、メネデールは『活力液肥原液』という表現もあります。
もしかしたら2価鉄以外にも一定量に満たない肥料分も含まれているのかもしれません。
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【真冬の差し芽】
早速菊の差し芽をしました。
使用した土はダイソーのバーミキュライトです。
[ダイソーのバーミキュライト]
苦土蛭石(ひるいし)という鉱物を粉砕加工したガーデニング用の土です。
特に保水、通気性に優れているので差し木、差し芽にも使われます。
ダイソーのバーミキュライトは1.5Lの容量です。
ビニールポットほぼ4個分の容量でした。
[差し芽してみました]
切り花から刃の新しいカッターナイフで穂を切り出します。
カッターナイフを使うのは、茎の細胞をなるべく壊さないように鋭利な切り口にするためです。
斜めにスパっと切りますw
切る箇所は・・・茎から葉がでている箇所の2センチぐらい下です。
あまり気にしてないです。
その後一晩、メネデール100倍希釈液を吸水させます。
次の日、菊の葉を半分ほど切り取って(園芸用ハサミでよし)ビニールポットのバーミキュライトに差します。
葉を切り取るのは葉からの蒸散を少なくするためです。
防寒用にもなるかもです。
ポットの穴には軽石を入れてます。
カゴ、下の容器もダイソーです。ウチにありました。
カゴに入れてあるのは、一度に運べること、そしてポットの形が変形しないようにするためです。
ポットの形が変形すると土も移動・崩れるので穂によくありません。
下の容器は水うけ、防寒用になります。
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【まとめ メネデール効果あり?】
室内に置いています。
夜はプチプチを被せています。
暖房はかけていないので朝方には室温たぶん5℃wwぐらいにはなっているかもです。
ま、まあお試しということでしばらく様子みます。
切り花のほうにもメデネール希釈液を与えています。
購入から2週間経とうとしていますが花も葉も元気そうw
メネデール、相当効果ありそうです。
芽、根が出る からメネデール?
1955年から販売されています。
挿し木、差し芽はジューンベリー、ラベンダーで経験しています。
植物の生育が止まる真夏の差し芽は一昨年ラベンダーで7割失敗しています。
同じく生育が止まる真冬もヤバイですよねw
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