初心者のための株式投資4~複利の力~
前回からの続き
前回で投資スタイルについて分析しました。
わたしは長期投資しています。
長期投資を行う上で理解しておきたいのが「複利」についてです。
【複利とは】
複利とは金利にも金利がつくことです。
複利で運用していくと資産はどんどん増えます。
株式投資に当てはめると、複利”的”に資産を増やすということです。
たとえばNTTドコモで見てみます。
ドコモの、この10年間の株価の推移は以下の通りです。
10年で株価は2倍になっています。
これが複利で運用されていたとします。
その金利を導き出すのには「72の法則」という便利な公式があります。
[72の法則]
複利で運用して資産を倍にするために必要なおおよその年数を計算するための法則があります。
「72の法則」と呼ばれている計算式です。72÷金利=お金が2倍になる期間(年)
72の法則によればこの10年間、ドコモの株は7.2%の金利で運用されたことになります。
ちなみに2020年現在、普通預金の金利は0.2%です。
もし毎年、始値でドコモ株100株買い増ししたとしましょう。[買い増し複利的運用]
毎月1~3万の貯金で買い増しできるので決して無理な投資ではありません。
7.2%の金利で運用すると10年後には228万に達します。
配当金もどんどん入ってきます。
この際、毎年増え続ける配当金も投資に回しちゃいましょう。
ちなみに2020年のドコモの配当金は1.2万円です。
30年後、40年後にはどうなるでしょう・・・
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【銘柄の再検討】
ただ、ドコモ株が20年後、30年後もこの調子で上昇するとはかぎりません。
常に銘柄の業界市況・経営状況を監視して、乗り換えも視野に入れる必要があります。
ちなみに上記の[買い増し複利的運用]した場合、ドコモ株の株資産は2015年に92万円に達する計算です。
この2015年に、ドコモ株を売却。
そこに、さらに30万円ほど調達すると100株12.500円(125万円)の任天堂株を購入することが可能です。
2015年に125万だった任天堂の株価は、2020年の初値に430万に達しています。
【まとめ】
もちろん、任天堂への乗り換えは仮定のお話です。2020年の今だから言えることです。
実際に乗り換えを考えても、任天堂株は変動が大きいので相当の覚悟と精神力が必要ですね
ただ、10年で資産を倍にする株式の長期投資は利用しない手はないと思うわけです。
長期投資に適切な銘柄を選ぶ に続きます。
投資は自己責任で無理のないようにしてくださいね
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