初心者のための株式投資5 ~株式投資銘柄の選び方~

2020年2月1日経済

前回からの続きです。

【指標】

株式銘柄の分析は難しいです。

四季報や帝国データバンク、各証券会社が出しているレポートとか材料は色々あります。
これらレポートが示す項目すべて理解するのが理想です。
むしろ理解できないのであれば株式投資を行う資格はないといえましょう。

などというのはもちろん建前です。

ちなみに私も一応目は通します。

記事(本)になった時点の企業の状態を見るのには適しています。
財務指標(「一人当たり経常利益」(生産性)、「自己資本比率」(安全性)、「売上高経常利益率」(収益性))を通して経営状況を判断するにはとても重要です。

しかしこれらのレポートを読んでも、今後の株価変動の予測はできません。

とはいえ、今後、大切な資産を預ける企業の株を選ぶのに、決めてとなる解りやすい指標は必要です

そこでいくつかのヒントを挙げてみます。

【日経平均株価を動かすもの】

日経平均株価が上がった、下がったというニュースの中でよく目にするのが以下のフレーズです。

「◯週連続で外資が買い越し(売り越し)ました」

外国の機関投資家の投資行動が日本平均株価に影響していることは確かです。
彼らは高度な投資判断して投資行動しています。

ならば彼らの投資マネーが入りやすい企業に注目してみるのも一つの手と思われます。

【外国人株主比率】

外国人株主比率は外国人投資家のお金が流入しやすさの判断の目安になります。

企業のホームページのIRや四季報を見ればわかります。
ネットで企業のIRをみると単に”外国人”や”外国法人等”で表示されている場合があります。
外国法人の場合、投資を委託している金融機関の名前で掲載されている場合もあって、すべてが外国投資家なのかはわかりません。

ただ、外国人株主比率が高いほどいい企業なのか、というと一概にはいえません。

外資系企業の傘下の企業は、当然外国人株主比率が高いです。
ルノーの傘下企業になった日産自動車のような場合です。
外国人株主比率が60%になっています。

その企業が優秀だから外国人株主が増えたわけではありません。
注意が必要です。

また外国人株主は引き上げるときも早いです。
このことも外国人株主比率が高すぎる企業の注意事項です。

生粋の日本企業で外国人株主比率が30~50%ぐらいの企業が長期投資の銘柄として狙い目といえるでしょう

【ニューヨーク証券取引所上場】

ニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場している企業は、アメリカの厳しいディスクロージャー(SOX法)に応えた企業として国際的に信用されている企業といえます。

世界金融の中心地ニューヨークで、資金調達ができるという点も見逃せません。

これらの銘柄は米国証券取引委員会(SEC)の厳しい監視下にあり、長期投資の銘柄として参考になると思います。

日本の企業では現在以下の企業が上場しています。

ソニー 本田技研工業 三菱UFJフィナンシャルグループ
オリックス トヨタ自動車 キヤノン
野村ホールディングス みずほフィナンシャルグループ 三井住友フィナンシャルグループ
FRONTEO LINE 武田薬品

【海外売上比率】

海外売上比率は四季報の「海外」の欄に記載されています。

企業の製品・サービスが如何にグローバルに通用・展開されているかがわかります。

その分、その企業が海外投資家の目に留まりやすいわけです。

また海外活動の大きい企業の特徴として

・経営陣に外国人が参加していることが多い
・外国企業と提携している
・外国で特許を取得している

などがあります。

【まとめ】

ここまではグローバル目線の株選びの指標です。

そして最終判断は株を購入する人の目線が必要です。

私は株式投資を始めた初期に「◯☓化学」の株式を買いました。

色々スクリーニングした結果その株を選びました。
ところが購入後、市場の悪化と共に株価が急落。
精神的に耐えきれず損切りしました。
その数カ月後、その「◯☓化学」の株価はどんどん上昇
わたしの買値を遥かに超えていってしまいました(T_T)

いくら素晴らしい企業とはいえ、普段目にすることのない、それまで名前すら知らなかったという企業の株を買うのはおすすめしません。

困難に直面したとき「知らない株」を信じることは難しいということです。

普段から「これは使える!」と判断して利用している製品、サービスを提供している企業の株なら、少なくとも全く知らない企業の株よりは、精神的支えにもなってくれるでしょう。

ちなみにウォーレン・バフェットさんはこう言っています。

「・・・・むしろ(株式投資に)必要なのは、賢明な判断力と市場心理の浮き沈みに振り回されない強靭な精神力である」

近づいてはいけない銘柄の見分け方に続きます。

投資は自己責任です。無理のないようにしてくださいね。

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