【こんな時こそモーツァルト】ピアノ協奏曲23番 K488 第1楽章

2020年5月2日音楽系モーツァルト

モーツァルトはピアノコンチェルトの名曲をたくさん作りました。
20番以降のピアノコンチェルトはどれも名作でわたしも大好きです。
さらに15番、17番もオススメ

その中で、わたしが一番好きなのはファンから「ヨンパッパ」と称される、23番ピアノコンチェルト イ長調(K488)です。

【DTM】

外出自粛のなか、第1楽章だけコツコツ仕上げました。

ストリングスとピアノはフリーの外部音源を使用しています。
外部音源についてはそのうちに

ピアノはスタインウェイからのサンプリングらしいです。

イコライザーでさらにそれらしくしてみました。

【ピアノコンチェルト第23番イ長調K488】

全三楽章からなります。

第1楽章長調~第2楽章短調~第3楽章長調という流れです。

わたしはなんといっても第1楽章が大好きです。

モーツアルトの調性といわれるイ長調の調性を存分に生かした、流麗華麗なメロディーで埋め尽くされています。
さらにテンポもBPM115~120という気持ちのイイ速さです。

聴いていて初夏の海の景色がイマジネーションされる曲です。(わたしの場合です)

クラシックの名曲でこれほど初夏~夏が似合う曲というのも珍しいです。

ただ第2楽章はメランコリックな嬰ヘ短調(イ長調の短調版?シャープの数が同じ)の曲です。
わたしはいつも第1楽章だけ聴くことが多いです。
逆に、ぐったりした時や落ち込んでたりするときは第2楽章だけ聴きますw

1786年3月に完成されています。その年のモーツァルト自身によるコンサートで披露されました。

作曲時期はオペラ「フィガロの結婚」と重なります。
K488はモーツァルトの創作力みなぎる時期の作品です。

楽譜には自身によるカデンツァ(演奏者による即興部)が書き込まれています。
他の協奏曲でカデンツァが書き込まれているのはとても少ないようです。

モーツァルトがこの曲の作曲に如何に心血を注いだかがわかります。

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【モーツァルトの音楽の秘密】

メロディーメーカーとして有名なモーツァルトです。

しかしベートーヴェンの第5交響曲の「ジャジャジャジャーン」や第9交響曲の「喜びの歌」のように、クラシック音楽をあまり知らない人でも知っている有名なメロディーというのは、モーツァルトには実はあまり多くありません。

ハーモニーとメロディーがうまくブレンドされた『サウンド』として捉えられるようになると、モーツァルトの音楽にはすばらしいメロディーがたくさん存在することが認識できるようになります。

このピアノコンチェルト23番の第1楽章の中頃にわたしが一番好きな『サウンド』が出てきます。

そっと出てきます。そのタイミングが絶妙です。

ピアノによるコード進行です。

オシャレでしかも荘厳な感じすらします。

その構成はこんな感じ

E Amaj7 B  E Aadd9 B    A E

和音名が二段に表示されている場合、上段が1~2拍 下段が3~4拍です。6小節めのAは3拍目からです。

で、このフレーズにメロディーと編曲が一緒になった『サウンド』がこれです。

動画では 5分あたりから出てきます。

とってもカッコいいサウンドです。
230年前のメロディーとは思えません。とても現代的です。

maj7のコードはポップスではよく出てくるコードですが、モーツァルトはあまり使いません。

一拍ごとの和音コードで乗り切る場合がほとんどです。

このフレーズでは、モーツァルトには珍しくmaj7、そしてadd9という一種の不協和音コードで一小節まるごと処理しています。
サウンドの響きと全体の滑らかさを特に重視したフレーズとなっています。

冒頭のメロディーや

その次に出てくるメロディーもとても好きです。

これらのメロディーの良さを、モーツァルトを知らない人に伝えようと思って口ずさんでも、たぶん理解してくれないでしょう。
『サウンド』全体、そして前後に配置された『サウンド』の流れまで聴いて(結局全部w)もらわないと良さが伝わりません。

モーツァルトファンにとってこれがある意味ストレスになります(^m^;)

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【まとめ】

モーツァルトは即興演奏の名手でもありました。

つまり頭の中で、メロディーとメロディーをサポートする和音とコード進行が出来上がっているということ。

流麗華麗なメロディーをもつ曲を626曲も生み出せたのは、この技とそれを可能にした研究と努力・練習の賜物だったのです。

DTMでクラシックの大掛かりな曲を仕上げるのは非常にめんどいですw。

しかしフレーズごとに打ち込んで確認するごとにそのハーモニーの素晴らしさに感動します。

特にモーツァルトの作品は明朗な長調の作品が多く、最後は”微笑み”で終わるものがほとんどです。

そのスタイルは、仕事もなく、借金まみれになった不遇の晩年でも変わりません。

今のこの大変な時にこそ相応しい・・・というか、永遠に鳴り響くであろうそのサウンド&ハーモニーの素晴らしさに、感動と感謝しかありません。

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