【考察】アニメ「魔女の旅々」3つの教えと3つの約束
2020年の秋アニメ。
毎回、放送を楽しみにしているアニメが「魔女の旅々」です。
【プロローグ】
幼い頃から、本を読むことが大好きだった主人公イレイナ。
中でも、魔女のミケが、世界各地を旅した記録を綴った「ミケの冒険譚」が大好き。
イレイナは、世界を旅できるように、ミケのような魔女になるために、努力と勉強を重ねます。
そしてロベッタ国史上、最年少の14歳で魔女試験に合格。
魔女見習いになったイレイナは、”星屑の魔女”フラン先生に弟子入りして、魔女になるための修行することになります。
一年の修行後、”灰の魔女”となったイレイナは旅に出ます。
(イレイナの髪の毛の色が灰色だから、という理由で”灰の魔女”です)
「魔女の旅々」は、そんな旅する魔女が綴る別れの物語です。
【ネットでの評判】
まだ4話までの放送です。
モーツアルト好きの私が、4話までの評価を調性で表現すれば、Aメジャー・Cメジャーの1話2話、Gマイナー・Dマイナーの3話4話、といったところでしょうか。
各回ごとに明暗の起伏があって、私はとても楽しめています。
ところが例の掲示板では・・・・・炎上してますね(^m^;)
炎上内容は
「絶対的な魔法があるのになぜ助けない」
「自分でトラブルを蒔いといて、その後始末もしないのか」
「鬱すぎる」
と、散々です。
3話のAパートは、たしかにツッコミどころはあるかと思います。
でも鬱といわれる、3話のBパート、そして4話は好きです。
結構、録画を繰り返し見てます。
スポンサーリンク
【3つの教えと3つの約束】
場面場面のイレイナの行動や発言に、深く影響を及ぼしているもの。
それは、イレイナがフラン先生に弟子入りする際に、先生がイレイナに語った3つの教え。
そしてイレイナが旅に出る時に交わされた、ご両親・・・とくにお母様との3つの約束です。
[フラン先生の3つの教え]
・自分が耐えればいいなんて思わないでください
・気に食わないことがあるなら戦いなさい
・イヤなものはイヤだとハッキリ言えるようになりなさい
[お母様との3つの約束]
・危険な目に遭いそうな時は逃げること
・自分が特別な人間だと思わないこと。他の人と同じだということを忘れないで
・いつか必ず帰ってきて、私達に元気な顔をみせること
例えば劇中では・・
大事な食器を落として壊してしまった召使いの少女(ここでは”召使い”とさせてください 、辛いので・・)に、理不尽な暴言・暴力をはたらく、ある村の村長。
イレイナは、この村長に魔力をぶつけようとするも、壊れた食器を再生する魔法に切り替えます。
「自分が特別な人間だとは思わないこと」というお母様との約束が、イレイナの心に去来したのかもしれません。
他の人と同等であるべき自分が、むやみに他人の家庭に関わってはならないと判断したのでしょう。
また、
とある滅んでしまった国の女王から、怪物との戦いの手助けを依頼されても、
「私になんの利益がありますか?」
「私は安全なところから見ています」(イレイナは結局、女王に危険が迫ったときに備えて戦闘現場には駆けつけています)
と、女王本人を前にして言い放ちます。
フラン先生の教えが効いてますね。
あくまでも傍観者としての立ち位置を維持するイレイナに、魔法少女アニメとしての展開を期待する視聴者は、イライラしてしまうのかもしれません。
フラン先生以上の魔法力を持つイレイナです。
しかし実際、旅で使った魔法は今の所、「ほうきで空を飛ぶ」「壊れたモノを再生する」「防御」「ドアを炎で破壊w」と、フラン先生との闘いで見せたような強力な魔法は使っていません。
スポンサーリンク
【まとめ】
現代の価値観にも通じる、3つの教えと3つの約束は、私の心の片隅に留めておきたいと思います。
そしてイレイナと一緒に旅に出てるつもりで、視聴します。
別れをするための旅を続けるイレイナ
今後もメジャーな展開だけでなく、マイナーな展開もありますように・・・・
最後に・・Youtube動画に「魔女の旅々」のPV第三弾がアップされています。
その中に
「あなたはこれから一人になります。でも孤独ではありません」
というフレーズが出てきます。
ちょっと泣いてしまいました。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません