撮ってください

2019年2月14日日常の文系・雑記エッセイ

【ネタに困る季節】

紅葉の季節も終わりに近づきました。

わたしの様なド素人フォトグラファーにとっては、写真のネタに困る季節になりました。

どんな季節でも、どんな素材でも
作品に仕上げてしまうのがプロです。
そう考えればこのネタのない季節こそ、写真の腕を上げる絶好の機会と申せましょう。

季節に関係のない『人物』という素材に的を絞って、色々な人が集まるであろう近くの川越の公園に、クルマで行ってみたのです。

 

【カモメ】

ところでみなさまはカモメをご存知でしょうか。

港や海岸にいる鳥です。

そもそも夏のイメージのある鳥です。
普通の人は海に行くのは夏ですからね。

しかし本来は、夏の繁殖期にロシア、カナダ、アラスカで過ごし
冬に日本に渡ってくるという渡り鳥なのです。
冬の演歌によくカモメが出てくる理由がわかりました。

ですからこれからの季節がカモメの本番なのです。

とはいえ、小魚を食べるイメージのある鳥なので
当然海沿いに生息しているものばかりと思っていました。
わたしの住んでいる埼玉県には無縁の鳥だなぁと。

そのカモメが川越(埼玉県)の公園の池にいたのです。

 

【カモメの生態】

ネットで調べてみるとカモメは雑食性で
小魚はもちろん、生ゴミでもなんでも食べるとのこと。
(だんだんイメージが・・・・汗)
競争の激しい湾岸地域から
餌を求めて荒川を遡上(?)しているらしく
その一群が公園の小さな池にいたのです。

たぶん、近所のゴミを漁り、
そして、池のほとりには「鯉のエサ」の自動販売機もあるので
この鯉のエサを来園者からもらって生活しているのでしょう。

 

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【撮ってください】

その証拠に、この池にいるカモメたちは人をあまり恐れません。

とても人に慣れています。

わたしがカメラを構えて寄っていっても逃げません。
そうして撮った写真がこれです。
画像の切り取りといった加工は一切ありません。

美しく紅葉したメタセコイアの並木をバックに
おすましポーズまでとってくれているカモメです
画面いっぱいに収まっています。
まさしく「撮ってください」という立て看板があるかのようです。

35mm換算100mmの画像です。
かなり寄れています。
被写体まで2mもないのではないでしょうか。

足元をみると
ドバトも混じったカモメ軍団に囲まれている始末です。
来園者がエサを与えているというのがわかります。

 

【まとめ】

とはいえ、
パソコンで画像確認して、よい写真がたくさん撮れたのでとても満足していたのです。

そしてふと思い出しました。

たしかネタのないところを写真にとって
写真の腕をあげるはずじゃなかったの?・・・・と

そうなのです。
結局ネタだのみの写真になってしまいました。
でも動けば、なにかいいネタってのは
転がっているものなのかもしれません。

 

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