ブヨ刺されに効き目抜群 ”フルコートF” 

2021年7月28日日常の理系商品レビュー(理系),自転車・クルマ・アウトドア

【僅かな油断が・・】

先月、アウトドアBBQに誘われました。

場所は河原の直ぐ側にある運動公園の一角です。

そこは芝生に覆われていました。

この時点で私は「これはヤバそうだなぁ~」と思いました。

しかし今年の6月は日が落ちると気温が低い日が多く、この日も肌寒い天候につい油断したのでした。

そうです。ブヨに対してです。

私はこれまで何回かブヨに刺されてます

その都度、ブヨのことを色々勉強していたのですが、気温の低さが油断の原因となってしまいました。

この日3箇所も刺されてしまいました。

【ブヨ】

 

[症状]

学術上はブユ、と呼ばられるらしいのですが、関東ではブヨと呼ばれます。

蚊よりも小さいハエ型の吸血昆虫です。

吸血されると、(特にアレルギー体質の人では)腫れを伴った激しい痒みに襲われます。

それが一週間から10日症状が続きます。

さらに恐ろしいのは、症状が収まった後、ブヨに刺された部分が”何らかのキッカケで”痒みがぶり返すことです。(私だけかもしれませんが)

[生育環境]

Wikipediaには

ブユの幼虫は渓流で生活しているため、成虫は渓流の近くや山中、そうした自然環境に近いキャンプ場などで多く見られる。また、幼虫は清冽な水質の指標昆虫となるほど水質汚染に弱いため、住宅地などではほとんど見られない。

とあります。

が、”水の流れ”があるところには普通に発生しているようです。

市街地を流れる川や田んぼでもです。

わたしは田んぼの近くの住宅地で刺されたことがあります。

そして芝生を好むようです。

プロゴルファーの方々はこのブヨ対策に余念がないそうです。

スポンサーリンク

【ブヨ対策】

対策として利用しているのがこれです

ディートという忌避剤が10%含有しているのが特徴です。

(2016年以降、30%含有の商品の販売が可能になっています。)

もちろん蚊に対してもとても有効で、お庭仕事のときにも愛用しています。

【ブヨに噛まれたときの処置 ムヒアルファEX】

前述のように油断して、そしてまさかこんなところにもブヨが?という所でブヨに刺されてしまった場合、適切な処置が必要となります。

検索欄に”ブヨ”と書き込んで、検索ワードに出てくるのが、ブヨに刺されたときの処置薬として有名な池田模範堂のムヒアルファEXです。

吸血昆虫の持つ毒に対してアレルギーが起こり、ヒスタミンという成分が体内から出てきます。

そのヒスタミンが痒みを引き起こします。

そのヒスタミンの作用を抑える、ジフェンヒドラミン酢酸塩という抗ヒスタミン剤が入っています。

私はこれまでムヒアルファEXを使用してました。

しかし!

わたしには何もしないよりはまし、気休め程度にしか効きませんでした。

ただ、蚊に刺されたときには抜群の効果がありました。

スポンサーリンク

【フルコートF】

今回ブヨに刺されたところは、田辺三菱製薬が製造販売しているフルコートFを使用しました。

ツイッターのお友達が、ヌカカ(磯辺に発生する吸血昆虫)に刺された時使っていたのです。

[ステロイド剤]

このフルコートFは、ステロイド外用剤です。

体のなかで作られる副腎皮質ホルモンには炎症を抑える働きがあり、その抗炎症作用を強化したのが合成副腎皮質ホルモンです。

その合成副腎皮質ホルモンのうち、外皮用として用いられる成分を製剤化したのがステロイド外用剤です。

[ムヒアルファEXとの違い]

抗ヒスタミン剤(ムヒアルファEX)はアレルギー反応によって発生した痒み・炎症を抑えます。(抗炎症作用)

ステロイド剤は抗炎症作用に加えて、抗アレルギー作用、免疫反応抑制作用があり、フルコートFは抗炎症作用を強化しています。

[強さと副作用]

効き具合は市販薬としては最高の”ストロング”に分類されています。

この上は医療用医薬品となります。

気になるのは副作用です。

効き目がある分、それなりの副作用があるようです。

しかし長期連用した場合のみに現れるようです。

使用上の注意をよく読んでお使いください、ということですね。

[使ってみた]

ブヨに刺された翌日の夜にフルコートFをドラッグストアで買い求めて使ってみました。

一晩経過して、翌日には痒みも腫れも半減した感じになりました。

その日は一日3回ほど塗りました。

さらに翌日には腫れも引き、痒みも意識しないと忘れるぐらいになっていました。

腫れが引いて、刺されたところが浮き出てきました。

3箇所刺されたうち、一箇所だけかなり腫れていた原因がわかりました。

接近して二箇所刺されていました。

ブヨには数回刺されていますが、10日ぐらいは痒みに襲われていました。

それが3日でほぼ痒みが引いたのには驚きました。

4日目からはフルコートの使用はやめています。

スポンサーリンク

【まとめ】

価格は他の虫刺され薬と比べると高いです。(2000円しました)

しかしこの効き目なら納得のお値段です。

ゴルファー御用達なのもわかります。

4週間経ちました。

刺された部分は多少黒ずんでいますが、痒みがぶり返すことはありません。

これならダニに刺されたときにも効果ありそうです。

使用上の注意だけは守ってくださいね。

[ブヨ避け]

とはいえ、ほんとうは刺されないにこしたことありません。

ブヨ避けには

  • とにかく肌を露出しないこと
  • 裾口の広いボトムスも危険です。普通に入ってきます。
  • ディート濃度の高い虫除け剤を服の上からもまんべんなく塗布すること

に注意を払うことが必要です。

よく、ブヨ避けにハッカ成分が効くというのをネットで見かけます。

たしかに効くようですが、効果が長続きしないという印象です。

常に散布しまくるのならいいかもしれません。

スポンサーリンク