【DTM】パッヘルベルとジョージウィンストンのカノンの違い 【著作権物?Youtube】
【パッヘルベルのカノンについて】
パッヘルベルのカノンは日本では最も知られたクラシック曲の一つです。
クリスマスシーズンには必ずといっていいほど耳にする山下達郎さんの「クリスマスイブ」の間奏部分で出てくるのでその認知度はかなり高いものと思われます(;^ω^)
[コード進行 変奏曲]
そのコード進行は日本人好みで特にポップスでは欠かせないものとなっています。
パッヘルベルのカノンはニ長調でコード進行は
D → A → Bm → F#m → G → D → G → A
です。
このコード進行に変奏メロディーを載せているのがパッヘルベルのカノンというわけです。
[3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ ニ長調]
そのパッヘルベルのカノンは実は『3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ ニ長調』という曲の一部で
この曲に関してWikipediaによれば
バロック時代のドイツの作曲家ヨハンパッヘルベルの室内楽、作品番号 PWC 37。前半のカノンが特に有名で、パッヘルベルのカノンとして知られている。作曲時期や経緯は不明。
とあります。
当時は室内楽や教会音楽の作曲家としても知られていたようですが、記録がほとんど残っていない状態でヨハン・パッヘルベルの曲としてはほぼこのカノンが知られるのみという状況です。
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【ジョージ・ウィンストンのカノン】
1982年、「December」というレコードアルバムがウィンダムヒルレーベルからリリースされました。
コンポーザーはジョージ・ウィンストンです。
そのアルバムに収められていたのが「Variations on the Knon」で、これは彼がパッヘルベルのカノンをアレンジした曲です。
わたしは図書館のCDで聴きました。レコードではB面の一曲目らしいです。
[カノンが著作権に引っ掛かる]
わたしはこのジョージ・ウィンストンのカノンがとても好きでDTM動画にしてYoutubeにアップしました。
ジョージ・ウィンストンのカノンはハ長調です。
Studio one 3で打ち込みました。
最後のピアノのトレモロはUSB鍵盤キーボードからの直弾きです。
第一動画
そのカノンが著作権物と判断されました。
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[パッヘルベルのカノンとジョージ・ウィンストンのカノンの違い]
わたしは本家のカノンをクラシックヴァージョンで真剣に聞いたことがありませんでした(;^ω^)
なので、「ジョージウィンストン版カノンはそんなに本家のカノンと違うものなのか?」と思ったのです。
そこで本家のカノンをアンサンブルヴァージョンとしてDTMにして比較してみました。
第二動画
ハ長調で、クラリネット、バソン、バイオリン、チェロ、ハープによるクラシックアンサンブルです。
このクラシックアンサンブルとジョージ版カノンを比べるとジョージ版はメロディーが豊かなような気がします。
パッヘルベルのカノンはメロディーを各パートで引き継ぐところに腐心していますね。
その主たる理由は有名な主変奏の前の変奏曲、第一動画の1:25秒からのメロディーが耳に残るからだとおもいます。
これがジョージがアレンジしたカノンと思われる部分です
一番の相違点はこの部分でしょうか。
カノン 主変奏の前の変奏曲です pic.twitter.com/41cuZgityv
— Nanaka (@55nanaka246) December 20, 2022
このメロディーは後半にもすこし形を変えて出てきます。
【まとめ】
カノンのアンサンブルヴァージョンは著作権には引っ掛かっていないようです。
ジョージ・ウィンストン版カノンは作り込まれたアレンジが所々冴えていて、本家とは別物と判断されているのかもしれません。
前述のツイッターの動画でジョージが施したメロディーはたしかに印象的です。
ピアノが駆け上がるところはジョージ版の肝なのでしょう。
この部分を切り取って繋げたらどうなるのか、ちょっと試してみたいです(;^ω^)
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