【Caro mio ben】DTM カロ・ミオ・ベン【初音ミク】

2020年2月17日音楽系クラシック

【DTM】

独唱曲としてとても有名な「カロ・ミオ・ベン」です。
トンマーゾ・ジョルダーニ(1730-1806)作曲の声楽曲です。

歌詞はイタリア語です。

ミクさんは、空耳でなんとか歌ってくれました。

【トンマーゾ・ジョルダーニ】

トンマーゾ・ジョルダーニの経歴は以下の通り

・イタリア・ナポリの音楽家の家庭に生まれる
・父親らと音楽監督としてオーストリア、ドイツ、オランダ、フランス、イングランドで公演
その後、生涯のほとんどをイングランド、アイルランドで暮す
・作曲家とオペラの興行で活躍
・アイルランドのダブリンで死去
・有名な「カロ・ミオ・ベン」は1783年作曲

詳しいデータがほとんどありません。

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【声楽曲について】

「カロ・ミオ・ベン」はアリエッタです。

ここで声楽曲の種類について説明します。

声楽曲とは歌だけ、もしくは歌+伴奏の曲です。

クラシックの声楽曲といえばまずオペラでしょうか

オペラは演劇と音楽によって構成される舞台芸術です。

オペラの中の声楽には

・アリア、重唱、合唱 (器楽による伴奏つき)
・レチタティーヴォ (朗唱 朗読に近い)

があります。
小規模なアリアとしてアリオーソ(レチタティーボ・アリオーソの略)があります。

宗教音楽にも色々な種類の声楽曲が存在しています。

教会で歌われることを考慮されています。

・カンタータ(独唱・重唱・合唱および器楽伴奏からなる大規模な声楽曲)
・ミサ(カトリック教会のミサに伴う声楽曲)
・オラトリオ(カトリック教会の宗教劇)
・モテット(ミサ曲以外のポリフォニーによる宗教曲 モーツアルトのアヴェ・ヴェルム・コルプスはこれです)

などがあります。
さらにこれらの楽曲の中に出てくる歌曲の種類には

・アリア
・カヴァティーナ(素朴な旋律をもつ歌謡的な声楽曲)
・カヴァレッタ(アリアの中のリズムが早い部分)

などがあります。

小規模なアリアがアリエッタと呼ばれています。

純粋にアリエッタ=アリオーソなのかはわかりません。

ロマン派以降に多く生み出された歌曲は、上記の声楽曲とは異なり単独で存在します。

なのでジャンル分けのような名称はついていません。

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【カロ・ミオ・ベン】

とても美しく叙情的なメロディーです。

動画ではピアノ曲にアレンジされたものが多いです。
原曲は弦楽4本の伴奏によるものです。

だいたいのコード進行は以下の通りです(歌い始めから歌の終わりまで)

E♭  B♭ E♭ A♭  B♭ Cm
A♭  B♭ E♭ F7 E♭  B♭
E♭  B♭ E♭ A♭  B♭ Cm
A♭  B♭ E♭  A♭ E♭  B♭ E♭
E♭  A♭ B♭ Cm E♭  B♭ E♭
B♭ Fsus4  F F7     F B♭add2 B♭
B♭  F B♭ F  B♭E♭ B♭ Fsus4 B♭sus4/C B♭
Dm7-5   B♭ E♭ E♭  Fm E♭ E♭  B♭
F7 B♭ E♭  B♭ E♭
A♭  B♭ Cm A♭  B♭ E♭  A♭
E♭  B♭ Cm Dm7-5 B♭7 E♭
Dm7-5 B♭7 E♭ E♭  B♭ E♭  A♭
E♭  B♭ E♭

ひとマスが1小節で、コードネームが2つなのは二拍ずつでコードチェンジされています。

ひとマスにコードネームが3つ入っているものはいずれも、二拍と一拍ずつで計4拍となります。

この後、ネットで確認したら正式な楽譜では2拍遅れて始まってます。
耳コピで始めるとこのようなミスが多いです。(^m^;)

ちょっと聴くと簡単そうな曲ですが、所々オシャレな和音でサポートしている曲です。

モーツアルトの雰囲気がちょっとあります。

【アニメ 月間少女野崎くん】

原作は読んだことはありません。
2014年に深夜アニメで放送されました。

ヒロインとクセのあるギャップの激しいキャラクターたちがメインのラブコメ?です。

そのキャラクターの一人が瀬尾 結月(せお ゆづき)ちゃんです。

彼女は、ガサツでKYで自己中、さらに運動神経は抜群なのにルール無用というとんでも女子高生です。

しかし、そのギャップ要素が「声楽部のローレライ」と異名をとるほどの美声の持ち主なのです。
そして彼女が部活動中に歌っていたのが「カロ・ミオ・ベン」です。
声優さんは沢城みゆきさんです。
沢城さんが歌っているのかはわかりません。

「天使の歌声」の正体を知ったときの野崎くん、面白かったです。
そのシーンが記憶にずっと残っていたので今回DTMしてみました。

【まとめ】

略歴も少なく、この曲だけが有名
というのではどう解釈すればいいのかわかりません。

わたしは、トンマーゾのイタリア時代の若き日の中で、すでに構想にあった曲なのだと想像します。

イタリアに生まれ、欧州を巡り、イングランドに落ち着いた自分の人生を振り返りつつ仕上げた感じがします。

ヘルマン・ヘッセ(1877ー1962)の「郷愁(ペーター・カーメンチント)」を思い出しました。
主人公ペーターの場合は郷里に戻り、「わが生涯の作品」は手つかずのままでしたけど。

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