【買ってはいけないミラーレスカメラ?】Panasonic DC-GF10 を購入しました 【レビュー】
【販売員が絶対に買わないミラーレスカメラ】
2021年5月1日、日刊SPAのWeb記事に”「ミラーレス一眼カメラ」販売員が本当に買っている3機種と絶対に買わない1機種”という題名の記事がありました。
店長も努めたことがあるという某家電量販店員が、ミラーレスカメラのエントリーモデルから選んだカメラの評価なのだそうです。
買っている3機種は以下のカメラです。
1位 SONY α6400 ダブルズームキット
2位 CANON EOS kiss M ダブルズームキット
3位 OLYMPUS PEN E-PL10 ダブルズームキット
そしてオススメできないカメラがこれ
Panasonic LUMIX DC-GF10W ダブルレンズキット
です。
理由は
- 他の製品より画素数が低い
- カメラ本体に手ブレ補正が付いていない。さらに付属のレンズにも手ブレ補正がついてない
- ズームが必要な人用にダブルズームレンズキットがあるが、望遠域が足りない
というものです。
適当な記事ですねぇwとは思いましたが、とにかく手ブレ補正が付いていないのがエントリーモデルとしてはダメ、ということらしいです。
実はわたし、この買ってはダメなGF-10、2021年4月の上旬に購入していたのです。(^m^;)
【DC-GF10W、GF90W】
Panasonicのミラーレスカメラのエントリーモデルが、GF10W、GF90Wです。
GF90は海外向けの名前で、中身はGF10と全く同じです。
わたしはオークションでGF90のブラックを、レンズキットばらしのボディ新品を落札しました。
ブログでは以後、GF-10とします。
中には某ネット通販店の保証書添付表が入っていました。
2021年3月に購入されたものみたいです。
Lumixのロゴを消して○e○caのロゴを入れたくなるほどw、パナライカレンズと相性バツグンのお姿をしているGF-10です
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【GF10購入理由 OLYMPUS E-P5ではダメだったこと】
OLYMPUSのE-P5も持っているわたし
当初、E-P5にパナライカ15mmF1.7をつけてお出かけ&観光用に、と思っていました。
しかし以下の理由があったため、GF-10購入に踏み切りました。
- 色収差問題が付き纏う
- スマホのリモート撮影でピントが合いにくい、もしくはピントが合わない
[色収差問題]
これは上記の組み合わせでサクラを撮った時の写真です。
右側上部を拡大すると
枝の周辺が紫色に覆われています。
パープルフリンジという現象です。
OLYMPUSのカメラ、特に古いカメラとPanasonicのレンズの組み合わせで、このような色収差が出る場合があるらしいです。
Panasonicのカメラに付属している画像ソフトのSILKYPICSなら、このような色収差を補正することができます。
しかしOLYMPUSのカメラで撮った画像は扱えません。
またPhotoshopのような高度な画像ソフトは持ち合わせていません。
なので、E-P5とパナライカレンズで発生する色収差問題は、解決しないということになります。
【残念すぎるオリンパスのアプリ】
このことはPanasonicのレンズ云々の話ではなく、ずっと前から思ってたことなのですが、オリンパスのスマホアプリは使えません。
カメラとの連携が遅く、せっかく繋がったWifiも落ちることが多い。
なによりフォーカスが合わないことがあります。
自撮りでは、撮影後画像を一回一回確認しないといけませんでした。
パナレンズとオリンパスカメラとの相性があったのかもしれませんが。
その点、Panasonicのスマホアプリはとても優秀でした。
不満点もありますが、G9との連携も早くピントがちゃんとあってくれます。
オリンパスの75mmF1.8という中望遠レンズで、絞り開放でセルフポートレートをリモートで撮っても、ちゃんとフォーカスしてくれるのにはビックリしました。
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【GF-10・作例】
[作例]
4月の下旬、足利フラワーパークで撮った写真です。
時刻は午後5時半以降です。
GF-10とパナライカ15mmF1.7の組み合わせです。
すべてAモードの手持ち撮影です。
f1.7 1/320s iso200 17:18
この時間になると、かなり暗くなってきてる印象です。
しかし最低感度を維持して1/320sで撮れています。
f1.8 1/60s iso400
ライトアップされた藤なら特に問題なく撮れます。
あとは最近撮ったバラの写真です。
f2.8 1/160s iso200
[パノラマ撮影]
また、GF-10のモードダイヤルにはパノラマモードが設定されています。
パノラマモードにアクセスしやすくなっています。
シャッターを押してパノラマON、景色をトレースして、シャッターを押してパノラマOFFになります。
手持ちで撮影しているのに、思いの外、よく処理されているなぁと思いました。
細かくみると不自然なところはありますが、パッと見ではわかりません。
ちょっとだけ広角にしたいときなど、積極的に使えそうです。
ほかに、
下のブログで使われている写真は、GF-10とパナライカ15mmf1.7の組み合わせで撮った写真です。
[AFについて]
AFはめちゃくちゃ早いです。
Panasonicのカメラ+レンズのAFは、言われるほど遅いということはないと感じています。
G9+LumixG25mmf1.7の組み合わせも早かったです。
G9+オリンパスED75mmf1.8のAFも早いです。
E-P5+LumixG25mmf1.7の組み合わせのAFはワンテンポ遅いです。
オリンパスのレンズだけ使う、という場合は、オリンパス・パナソニックどちらのカメラでもOK
でも、”オリンパス・パナソニック両社のレンズを使ってみたい”という場合は、色収差の件とAFスピードから、カメラはパナソニックのカメラにしておくと後々よさそうな気がしました。
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【まとめ】
手ブレ補正機能が求められるのは、Vlogのような動画を撮る場合でしょう
スチルカメラに、充実した動画撮影機能が求められるのは、今ではあたりまえとなっています。
前述の記事ではGF-10は、本体に、そしてレンズキット品のレンズにも、手ブレ補正がないのでエントリーモデルとしてダメ、ということでした。
が、GF-10のダブルレンズキット付属のズームレンズ、ダブルズームレンズキットのズームレンズには手ブレ補正がついています。
また、写真撮影では、ダブルレンズキットの明るい単焦点レンズであれば、野外はもちろん、イルミネーションやライトアップといった夜の撮影でも普通に撮れると思います。
それでも記事の内容を尊重するとすれば
「Vlog動画等、動画を撮るという人は、手ブレ補正がついているレンズしか選べないという点で、GF-10は選択肢に入れないほうがいいでしょう。」
とするのが正解でしょうか。
ただ、Panasonicのほとんどのレンズには(一部の単焦点レンズを除いて)手ブレ補正がついています。
[いいところ]
私的には、
- カッコよくてとても軽い(GF-10+パナライカ15mmf1.7で385g)
- リモート撮影がしやすい。ちゃんとフォーカスが合う。
- 人物撮り・自撮りモード(フェイスシャッター、ビューティーレタッチ、顔・瞳認証、人物認証)が充実している
- パノラマ撮影がしやすい、そして思ったより優秀
ということでとても気に入ってます。
GF-10とパナライカ15mmf1.7の組み合わせは、旅行専用カメラとしてはもう十分という感じです。(もっと広角域が必要ならスマホ使いますw)
なお、パナライカ15mmf1.7は、広角域レンズなのに思ったよりボケてくれます。
自撮りでも、バストアップ自撮りぐらいなら背景がボケてくれます。
とくに”軽さ”は、カメラの性能の1つだなぁと思いました。
上記のフラワーパークでも3時間以上歩き回りましたが、カメラの重さを意識することは一度もありませんでした。
[三脚で撮影する場合、手ブレ補正はOFF]
三脚に乗せてG9で自撮りするときには、自撮りモードとしてカスタムモードに手ブレ補正OFFを登録して利用していました。
しかしGF-10では手ブレ補正がないので、いちいちその心配がない、というのも私にとっては利点でした(^m^;)
[気になるところ]
記録メディアがマイクロSDカード
モードダイヤルにカスタムモードがない
等が、今のところ気になったところです。
また、チルト式液晶モニターとカメラのグリップ力に、課題があることに気づきました。
こちらは今では解決しています。
そのことについては次回に続きます。
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