【40L/398円】カインズの格安バーク堆肥・レビュー【バーク堆肥の種類】

日常の理系ガーデニング

【抽選の自治体無料配布バーク堆肥】

昨年(2024)の9月、自治体で無料配布しているバーク堆肥を手に入れました。

市内の園芸業者さんが持ち込んだ剪定材を水だけで(+土着菌)発酵させたバーク堆肥です。

 

完全発酵品ではないので白い破砕材も存在していて全体的に赤みがかってます。

この無料配布のバーク堆肥についてはこちら

 

[土壌の容量の嵩増しと土壌改良にバーク堆肥]

最初はマルチング材として利用するために応募した無料配布バーク堆肥。

しかし完全発酵品ではなく、害虫発生の懸念があったのでそれは断念。

おりしも昨年から樹木の伐根を大量に行っていたわたしのお庭。

抜根後の土壌の容量アップも急務になっていました。

そこでこの無料バーク堆肥をすき込んで土壌容量アップしたのです。

(重度の粘土質の土壌改良も兼ねて)

しかし梅の伐根を行ったときの土壌補填したときにバーク堆肥が底をつきました。

その後に抜根したモクレンとジューンベリーのエリアは土が足りなくて凹んでいる状態に。

手元にあった腐葉土を使う手もありましたが、無料のバーク堆肥の存在を知った今使う気になれず。

そこでバーク堆肥の抽選に再度参加することにしました。

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[土壌改良シーズンの競争率]

応募サイトをよく見るとサイトには応募数と当選数も記載されています

冬のシーズンは土壌改良シーズンでもあるため競争率がむちゃ高いようです。

四月受け取り分の応募はしておきましたが、なんか当選する気がしませんw

昨年抽選に申し込んだ秋口は土壌改良シーズンではないこともあって当選しましたのかもしれません。

 

【バーク堆肥の成分に注意】

バーク堆肥はバーク(伐採木材)を粉砕

油粕や家畜糞で発酵させて製造します。

前述の無料バーク堆肥は水と土着菌で発酵させています。

一方でバーク堆肥の成分表に”汚泥”と記載されているバーク堆肥というものが存在します。

この汚泥とは排水汚水処理に使われた活性汚泥が役目を終え、廃棄処理となったものです。

この廃棄汚泥とバークをコンポスト化して堆肥にしています。

汚泥という言葉でひく方もいらっしゃると思います。

汚泥には有機質汚泥無機質汚泥があります。

この有機質汚泥とバークを使ったコンポスト堆肥は安全で使用上心配ありません

ただ、汚泥という言葉がどうしても気になる人は堆肥の成分表には気を付けたほうがいいでしょう。

廃棄汚泥はとても格安なのでバーク堆肥も低コストで製造できるそうです。

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【カインズの格安バーク堆肥】

無料バーク堆肥の抽選に当たる気がしなくなったわたし。

そこで試しにカインズで格安バーク堆肥を購入しました。

40Lで398円です。

 

仕様はこんな感じ

原料はバークと牛糞とあります。

中身はこんな感じ

無料配布バーク堆肥と比べてバークがより細かく粉砕されていて色も黒いです。

腐葉土もそうだったのですが、完熟発酵するとこのような黒い色になるようです。

 

[ちょっと気になった点]

このメーカーさんの発酵牛糞堆肥をカインズで購入したことがあります。

 

中身はこんな感じ 見た目はバーク堆肥とほぼ同じ・・・

 

成分表を比べてみると

 

原料(表記順) 窒素:リン酸:カリ(%)
バーク堆肥 剪定枝 牛糞 0.41:0.41:0.51
発酵牛糞堆肥 牛糞 剪定枝 1.04:0.58:1.07

 

となっています。

これはあくまでもわたしの想像なのですが

ただ配合比を替えて発酵させて別の役割をもたせた資材、ということなのかもしれません

 

【まとめ】

 

  • この格安バーク堆肥が完全発酵品であること
  • 牛糞堆肥より窒素リン酸カリの含有量が半分と肥料分が少ないこと
  • お庭が重度の粘土質であること

などから、このバーク堆肥を腐葉土と合わせて土壌にすき込むことにしました。

粘土質土壌の改良ということであれば、無料配布バーク堆肥よりも多少有効ではないかと思います。

一か月放置すればより大丈夫でしょう。

 

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