【真冬の差し木】菊・発根してました【方法】

日常の理系ガーデニング

【真冬に挿し木、挿し芽】

今年(2025)の一月上旬

お正月の切り花の中の菊を用いて挿し木(芽)をしました。

メネデール(発根活力剤)とバーミキュライト(差し芽用土)のレビューを兼ねてです。

その時のブログ↓

 

[実はオールシーズン可能?]

挿し木、挿し芽のシーズンは6~7月というのが定石です。

気温が上がり、成長が活発になるため発根しやすいです。

しかし植物によっては春、真夏、秋、冬にも挿し木はできます。

ただし冬の挿し木というのは休眠期の落葉樹木のみです。

この場合、冬に枝を差しておくという作業をして発根は春ということになります。

厳密には”冬に作業しておいて春の発根を待つ”・・ということなのですが

 

[菊を選んだ理由]

よって菊のような普通の植物?wの差し芽を一月から行うのは無謀なのです。

が、

  • ウチの庭に地植えしてある菊は晩秋ごろまで匍匐(ほふく)茎で増えている
  • そして、そのまま霜や降雪にも耐えて冬を越している

という理由で差し芽をしました。

もちろん切り花がそこにあったことが最大理由ですがw

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【菊は発根してました 鉢植えに】

今年の三月上旬のころの差し芽菊の状態です。

 

左上の菊が上記ブログの菊と異なっています。

じつはこの場所にあった菊、差し芽して1週間後ぐらいに枯れてしまったのです。

(茎の切り口が真っ黒になっていた)

そこで他の切り花から切り取って差し芽していました。

新芽が出てきています。

出てきている、というか結構成長しています。

 

 

[鉢に植え替え]

そこで鉢に植え替えることにしました。

見事に発根しています。

 

赤玉土:バーク堆肥=1:1の用土に植え替えました。

後から追加した菊(左上)は発根していなかったのでそのまま差し直していました。

こちらは多分ダメかもしれないです。

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【まとめ メネデール バーミキュライト 強い植物 保温】

今回の真冬の差し芽が成功したのはメネデールとバーミキュライトの功績大だと思っています。

 

[メネデール 活力剤]

メネデールは一週間に一度ぐらいあげていました

普段は水道水です。

挿し穂を作った時の水揚げだけでなく、期間を決めてメネデールを与え続けたのがよかったと思っています。

メネデールは2価鉄イオン溶液です。

2価鉄イオンのほかにも植物の成長に有効なミネラルイオンを含んだ活力剤と呼ばれる商品があります。

発根目的ではなく、植物の状態を良好に保つのに有効そうです。

たとえば”リキダス”とか使ってみたくなりました。

 

[バーミキュライト]

バーミキュライト(ダイソー)は挿し芽挿し木ではとても有用だと思いました。

保水性・通気性に優れるほかに実際に使ってみて

  1. 極細粒なので挿し木挿し芽の断面に確実に触れている
  2. 水分を含むと強度安定性が出てきて挿し木挿し芽を全面で支えるので穂が安定する
  3. 色がキレイ 室内栽培でも不快感がありません

という利点が感じられました。

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[菊の強さ 初心者向け]

菊を選んだ理由でも触れましたが晩秋でも繁殖力旺盛、つまり"菊の丈夫さ"も成功要因でしょう。

特に秋咲きの菊、しかもオーソドックスな菊なら、真冬の挿し芽でも成功率高いとおもわれます。

そもそも強いからこそ切り花としてよく使われるのです。

挿し芽としての素養十分です。

今回の菊に関しては写真の根の長さ、成長ぶりからして2月中には十分に発根していたのではないかと思います。

 

[夜の保温]

それから冬の夜はこのように緩衝材を被せていました。

 

保温している写真を撮ってなかったので、後から撮ったイメージ画像です。

真冬には4~5℃には下がる室温でしたので一応防寒のために緩衝材を巻いておきました。

気休め程度でしたが

 

[新しい挿し木に挑戦中]

菊を鉢植えした後、空いた場所でオリーブの挿し木に挑戦しています。

 

 

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