【スマホアプリ】Adobe Lightroom と VSCOでデジタル画像をフィルム風に 【フリー】

2021年1月7日日常の理系商品レビュー(理系)

【レトロ&ビンテージ風エフェクト】

Panasonicのデジカメに用意されているエフェクトは撮影時でないと適応されません。

そこで撮影後パソコンで、Panasonicの「バイパスブリーチ」、「ファンタジー」、「トイフォト」の3つのエフェクトを、フリーソフトの「IrfanView」とPanasonicのデジカメに付属する「Silkypix」でなんとか再現してみるというブログを書きました。

これらのエフェクトは、Instagram等のSNSで人気のレトロ&ビンテージ風エフェクトです。
デジタル画像をフィルム撮影風画像にするエフェクトです。
わたしも最近、SNS等で色々な方の作品を見て好きになりました。

上記のブログの内容は「カメラ付属、もしくは無料のアプリでJpeg画像をお手軽にエフェクトできる」というところがミソです。

本来ならRAWファイルから本格的に現像して作品に仕上げたいところです。

ただそのようなソフトはお高いです。
有名なAdobe Lightroomは月980円のサブスクリプションです。
わたしのように、時たまエフェクトで遊べれば十分、というライトユーザーにはやっぱり敷居が高いです。

そこで、SNSでウケる、色々なエフェクト、特にフィルム風レトロ&ビンテージエフェクトを、スマホやデジカメのJpegファイルに簡単に施せる2つの無料アプリを試してみました。

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【Adobe Lightroom】

スマホのアプリなら無料で使えるのがAdobe Lightroomです。

ただし色々な機能制限があります。
例えば
「部分補正」
「修復ブラシ」
「ジオメトリ機能(歪んだ建物を修正する)」
「色々なデジカメメーカーのRAWファイルに対応」
「元の画像とエフェクト画像を別々に保存」←これは確認不十分です すみません
などができません。
有料アップグレード(月560円)でこれらも使えるようになります。

一方スマホカメラ&SNSユーザーのために、様々なプロファイル(エフェクト)や「かすみ除去」「周辺光量補正」「粒子の適用」といった効果は無料で使えます。

スマホ写真をお手軽にレトロ&ビンテージ風にすることができます。

【VSCO(ヴィスコ)】

Lightroom のプラグインとして知りました。

そのスマホアプリ版です。
Lightroom ほどではありませんが、プリセット(エフェクト)数も多く(10種類)、「周辺光量補正」「粒子」の効果が使えます。

有料アップグレード(月206円)でさらに多くのプリセットが使えるようになります。

【エフェクトをかけてみる】

リファレンスとして元画像とSilkypixで行ったエフェクト画像をあげて比較してみます。

元画像はLUMIX G 25mmF1.7で撮ったJpegです。
この画像ファイルをスマホに移動
そのあとアプリで補正するという流れです。

目標はレトロ&ビンテージなフィルム写真です
色味は薄くグリーン調、周辺光量補正と粒子を加えています。

リファレンス

縮小前の画像サイズは5.95MBです

Silkypix

わたしが使い方を知らないだけなのかもしれませんがSILKYPIXは粒子補正ができません
周辺光量補正を行い、ホワイトバランスを緑色に振っています。
周辺光量を落とす、というよりレンズのケラレみたいな感じです。

Lightroom

プロファイルは「ビンテージ07」を適応しました

ちょっと緑色に振りすぎた感じです。
これはプリセット内で調整できます。

レトロ感がかなりでました。

周辺光量や粒子がいい効果を出しています。
周辺光量の落ち方がシンメトリーでないのもいいです(右下部分はほとんど光量が落ちていません)
コントラストが低い設定になっているのでカップの影の部分の雰囲気は好みの感じです。

画像のサイズは12.8MBにもなっています。
それだけ情報を加えているのでしょう

VSCO

プリセットは「P5」を適応させました。

ちょっと粒子を掛けすぎてしまった感があります。
しかしLightroomと同様にとても好みの雰囲気になってます。
Lightroomのホワイトバランスを調整してVSCOの粒子を減らすと似たような画像になりそうです。

画像サイズは8.51MBです。

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まとめ

いずれも室内、逆光下での人物、モノ撮りに使えそうな気がしました。

ただ、手順がめんどいのが難点です。

通常、デジカメやスマホカメラのJpeg画像を加工すると画像は劣化します。

しかしレトロ&ビンテージエフェクトの場合、基本、画像を”汚す”エフェクトです。
Jpeg画像を加工してもSNSで楽しむ分には気にならないかも・・・・

その意味でフィルム調写真にするのに、お手軽にスマホアプリで、プリセットでエフェクトをかけるのはアリだと思います。
わたしのようなド素人を納得させる雰囲気の写真はできます(*^^*)。
特にVSCOはプリセットが相当数用意されていますので、サブスクリプションで試してみてもいいかもしれません。

アップルストアにもエフェクトアプリが色々ありますので、これからもエフェクトアプリの旅は続きそうな気がします。

[追記]
アプリだけでなくハード面からもレトロ&ビンテージ画像を目指すことにしました。

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