Panasonic GF10 のチルト液晶 まさかの欠点 【Ulanzi クイックシュー+クイックリリースプレート・レビュー】
【GF-10 自撮りマシン】
Panasonicのコンパクトなミラーレスカメラ GF-10を購入しました
女性の使用用途に合わせた、特に”自撮り”を意識した機能が豊富です。
- キッズモード(子供さんなど、動いている被写体を撮影します)
- 美肌効果(人物の顔を明るく、肌色をなめらかにします)
- スリムモード(人物をスリムに撮影する)
- 顔・瞳認識オートフォーカス
- フェイスシャッター(顔・瞳認識機能を使って、認識した顔を手などで隠してから再度認識させるとシャッターが切れます)
- フレンドリーシャッター(顔・認識機能をつかって、認識した二人の顔が近づいたときにシャッターが切れます)
- 左右両手に持ち替えても自撮りできるように、カメラの上部の左右にシャッターボタンがついている
さらに、撮影後の写真に
- エステレタッチ (肌透明感 テカリ除去 ホワイトニング(目や歯を白くする) シェイプアップ デカ目)
- ベースメイク (ファンデーションの色を調整する)
- メイクアップレタッチ (リップカラー チークカラー アイシャドウ)
- スマイル (笑顔にする)
といった、盛り加工アプリと同様な加工ができます。
【三脚に載せたときに・・・】
私は自撮りをよくします。ジドラーです。
しかも三脚に載せて自撮りします。
今までは、カメラとスマホを無線接続して、スマホでリモート撮影していました。
しかし毎回、カメラとスマホを接続するのに時間がかかり、とても面倒でした。
バッテリーの消費も激しいです。
[GF-10の自撮りモード]
それがGF-10ではフェイスシャッターが使えます。
GF-10の液晶をこちらに反転させれば、自動的に自撮りモードになります。
顔・瞳認識機能が自動的に作動します。
まず、顔・瞳を認識するマーカー?が液晶画面にあらわれて、自撮りする人を追い続けます。
そして自分の顔を手などで隠して、液晶画面上のマーカーを一旦消します。
顔を隠した手をどけて、顔・瞳を再認識させるとシャッターが切れます。
これがフェイスシャッターです。
これならスマホと接続する必要がありません。
スマホと連携させてリモート撮影するより、バッテリー消費も押さえられます。
[三脚に載せてみたら]
GF-10を実際に手にとって、腕を伸ばしてフェイスシャッターを試しました。
そのお手軽さ、そしてフォーカスの正確さに、歓喜しました
早速三脚に乗せて自撮りしようと、三脚のクイックシューをGF-10の三脚穴に取り付けたときに、そのことに気づきました。
それがこの写真
ベルボンの三脚のクイックシューが密着してしまっています。
指や、爪すらも入らないので、GF-10のチルト液晶を上に持ち上げることができません。
これでは三脚の上に乗せて、自撮りすることができません。
わたしはいつものように、頭の中真っ白・ぼーぜん状態になりました。
GF-10のチルト液晶を予め起こしておいて、クイックシューを取り付ければ解決します。
しかし、イレギュラー的に何かの力が加わって、「バキッ!!」となるのが非常に怖いです。
理想的には、チルト液晶はカメラに畳んだままで、クイックシュー・三脚への着脱を行いたいです。
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【対策】
色々対策を考えてみました。
- 画像のクイックシューのネジを、長いものに取り替えてる。そして厚めのゴム板を貼り付けて、クイックシューとGF-10の間に隙間を作る
- 適した大きさのクイックシュー+雲台にする、もしくは適した大きさのクイックシュー+クイックリリースプレートのセットを取り付ける
1.がはじめに頭に浮かびました。
ところが、ベルボンのクイックシューの1/4インチネジが、ホットシューから外れませんでした。
ネジの交換は不可能です。
なので2.で、進めることにしました。
三脚のクイックシューとカメラの液晶の間に空間を設けようということです。
ちなみにGF-10の底面はこのようになっています。
三脚の穴は1/4インチネジです。
ご覧のとおり、液晶パネルと1/4インチ穴の間にまったく余裕がありません。
その間を図ったら、たった5mmでした。
これを踏まえて、適した大きさのクイックシューとは、以下のサイズ・形状のクイックシューとなります。
見え辛くてすみません。
赤い矢印は、GF-10の液晶画面と1/4インチ穴の間の目安(5mm幅)です。
丸は1/4インチネジです。
Aは極小のクイックシューです。
この図のまま、カメラの三脚穴に取り付けても、液晶開閉の邪魔にならないでしょう。
ただし、リリースプレートの形状によっては、やっぱり指等が入りづらく、問題解決にならないかもしれません
Bは1/4インチネジが可動できる形状のホットシューです。
左右どちらかに、ネジを目一杯動かしたときに、ネジとクイックシューの端との幅が、5mmになるクイックシューです。
AもBも、ネジとクイックシューの端との幅を、5mmとしましたが、5~7mmぐらいなら大丈夫かもしれません。
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【Ulanzi クイックシュー クイックリリースプレート】
こんなクイックシュー/クイックリリースプレートあるの?
そんな中、Amazonを見ていたら、これならいけそう!という商品がすぐみつかりました
どちらもUlanziの製品です。
クイックシューと雲台
クイックシューとクイックリリースプレート
クイックシューが上記の図のBのタイプです。
なんとかいけそうです。
わたしは、クイックシューとクイックリリースプレートのほうを選びました。
かなりお高いお品です。
が、Youtubeのレビュー動画を見て、クイックシューの脱着のしやすさで購入することにしました。
動画では、ねじ回しせずに、カチッカチッと脱着できてました。
丁寧な梱包に期待できます。
中身はこんな感じ
この形状は”アルカスイス規格”というのだそうです。
クイックリリースプレートの左側に出ているレバーを操作して、クイックシューの脱着、ロックを行います。
重量は53.3gという軽量さです。
上の図のように1/4インチネジを片方に移動させて、GF-10に装着してみました。
クイックシューが液晶部分にわずかにかかっていますが、液晶部分との間にわずかに隙間も生まれていて、容易にチルト液晶を起こすことができるようになりました。
クイックシュー+クイックリリースプレートを取り付けたお姿です。
ベルボンのクイックシューに取り付けると
最初は違和感がありましたけど、慣れるとメカメカしくなって、寧ろカッコよかったりします。
なにより、レンズフードが床につかなくなりました。
クイックリリースプレートには、1/4インチネジの穴があります。
ベルボンのクイックシューはもとより、卓上ミニ三脚等にも取り付けることができます。
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【まとめ】
GF-10は、小型軽量なカメラです。
さらにカメラの色のラインナップに白+ローズゴールド色を用意しています。
確実に女性ユーザーを意識しています。
三脚に乗せたときのチルト液晶の使いづらさをみると、
女性ユーザーはカメラを三脚や自撮り棒に取り付けて自撮りしない。
男性ユーザーはそもそも自撮りしない
から、この液晶の構造でいいんじゃない?とPanasonicさんは践んだのでしょうか?
ちょっとやっちゃった感は否めません。
せめて4~5ミリだけでも液晶を上にずらして取り付けてほしかったです。
わたしは、自前の自撮り棒にGF-10を取り付けてみました。
チルト液晶を持ち上げるときにやっぱり抵抗、引っ掛かりを感じて、怖くなって液晶を持ち上げることができませんでした。
なにより、自撮り棒の先のカメラがやっぱり重かったです。
[OLYMPUS E-P5の場合]
私のOLYMPUS E-P5もチルト液晶です。
先程のベルボンのクイックシューに取り付けてみたのですが、液晶を起こすことがやっぱり難しいです。
ただ、E-P5の液晶は、自撮りは考慮していない液晶です。
上下に反転しません。(こちら側を向きません)
自撮りするならスマホのリモートで、というカメラです。
私も、E-P5を三脚に乗せて、スマホのリモートで自撮りしていました。
なので、三脚にカメラを乗せた際の、チルト液晶を起こすことの難しさに、今までまったく気づかなかったのです。(^m^;)
[SONYさんのデジカメは?]
自撮り撮影用に、カメラの上部に反転するチルト液晶は、SONYさんのデジカメにもあります。
あちらはどのような構造になっているのか、とても気になりました。
SONYさんのWebを見ましたが、ファインダーがある分、複雑な構造してそうです。
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