【考察】ローリング・ストーン誌「最も偉大な500曲」【聴いて損なし】

音楽系ポップス

【ローリング・ストーン誌】

ローリングストーン誌といばアメリカの音楽情報誌、と思っていた私

Wikipediaによれば

「ローリング・ストーン」は、音楽や政治、大衆文化を扱うアメリカ合衆国の隔週発行の雑誌である。雑誌は1967年に創刊された。サンフランシスコで創刊されたが、1977年にニューヨークに移転した。

とあって、総合ポップカルチャー誌という感じです。

私は、ローリング・ストーン誌が企画する、史上最高の○✕や最も偉大な○✕シリーズが結構好きで、よくチェックしています。

知らない名曲に触れるいい機会だからです。

【最も偉大な500曲】

今回(9月16日)の新企画が「最も偉大な500曲」です。

この企画は2004年にも行われていて、17年ぶりの改定となる、単なる思いつき(w)の企画ではなく歴史のある企画です。

250以上のアーティスト/ミュージシャン・プロデューサー・業界関係者・トップクラスの批評家およびジャーナリストたちに50曲を選出してもらい、ローリング・ストーン編集部が集計しています。

ちなみに2004年のトップ10の曲は以下の通り

1.Like a Rolling Stone ボブ・ディラン

2.Satisfaction ローリング・ストーンズ

3.Imagine ジョンレノン

4.What’s Going On マービン・ゲイ

5.Respect アレサ・フランクリン

6.Good Vibrations ビーチボーイズ

7.Johnny B.Goode チャック・ベリー

8.Hey Jude ビートルズ

9.Smells Like Tiin Spirit ニルヴァーナ

10.What’d I Say レイ・チャールズ

[2021 Best10]

1.Respect アレサ・フランクリン 1967

2.Fight the Power パブリック・エネミー 1990

3.A Change is Gonna Come サム・クック 1964

4.Like a Rolling Stone ボブ・ディラン 1965

5.Smells Like Teen Spirit ニルヴァーナ 1991

6.What’s Going On マービン・ゲイ 1971

7.Strawberry Fields Forever ビートルズ 1967

8.Get Ur Freak On ミッシー・エリオット 2001

9.Dreams フリートウッド・マック 1977

10.Hey Ya!  アウト・キャスト 2003

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【2021年度版トップ10の特徴】

 

  • トップ10に限ればメッセージ色の強い歌が多いです。
  • ヒップホップ系の歌が3曲入っています。
  • 2004年度版にあった古き良きポップス&ロックンロールの曲が消えています

これが2021版の特徴でしょうか。

ロック、ソウル、ファンク、ヒップホップとバランスがとれているランキングになっています。

[60年代ソングは未だ健在]

それでも1960年代の曲が4曲あり(500曲中102曲、100位までなら27曲ランクインしています)60年代の名曲は、今の時代になっても健在であることがわかります。

私がDTMで演ったビーチボーイズの「God Only Knows」は11位、ロネッツの「Be My Baby」は22位でした。

 

ビーチボーイズの「Good Vibrations」が53位まで落ちたのは悲しかったですw

当時のスタジオレコーディング技術の結晶ともいえるビートルズの「Strawberry fields forever」(7位)や「Be My Baby」(22位)が上位なのですから、同系統のグッド・バイブレーションもせめて30位以内には入ってほしかったです。

あと、60年代の曲ではありませんが、イーグルスの「Hotel California」が311位というのはなんで?という気持ちです。

色々な解釈が可能な歌詞、最後のエレキギターのソロのカッコよさなど、ロック史上屈指の名曲だと思うのですが。

 

[重要視されるメッセージ性]

ローリング・ストーン誌に政治記事のコンテンツがあるのは、創刊当時の社会状況を反映してのことなのでしょう。

創刊当時、ベトナム戦争や人種差別に対する反対運動といった社会情勢があり、当時のポピュラー・ミュージック界もそれら社会情勢を色濃く反映した歌がヒットしていた時代です。

音楽と政治(社会)に興味がある(少なくとも表面上では)聴衆が多かった時代に創刊したローリング・ストーン誌だからこそのコンテンツといえましょう。

その意味で社会に対するメッセージ性の強い曲が多くTOP10にランキングされたのもうなずけます。

ローリング・ストーン誌の原点回帰を意識した何かが多少なりともあったのではないでしょうか。

2,3,4,6位の曲はその典型で、一位の「Respect 」も一聴ではソウルらしいラブソングですが、「黒人に少しの敬意・尊厳を」というメッセージ性を含んでいるように思える曲です。

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【まとめ】

このようなランキング・選出に意味があるのかどうかは解りませんw

しかし今の音楽ファンにとって、過去の音楽サーベイの指標には十分すぎるほど役に立ちます。

500曲のほとんどはYoutubeで視聴可能になっていますし。

わたしも恥ずかしながら今回始めて聴く曲がほとんどだったのですが、マービン・ゲイさんの洗練された音楽やアレサ・フランクリンさんの一聴して「あれ?これってもしかしてアトランティック・レコード?」と感ずる音楽wはとても好きになりました。

上のほうで、愚痴も出てますがw、この500曲に選ばれるだけでもすごいことなんですよね。

この500曲はトレースすれば必ず好きなポップ音楽に巡り会えること間違いなしといったところでしょう。

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