
シリカゲルの再生にダイソーメスティン【シャープの新素材について】
【簡易防湿庫に入れているシリカゲル】
カメラやレンズの保管といえば防湿庫
なのでしょうが、わたしはナカバヤシのドライボックスとダイソーのコンテナにシリカゲルを利用しています。
ナカバヤシのドライボックスとシリカゲルについて
ダイソーのコンテナについて
シリカゲルは2019年の6月に購入したものです。
シリカゲルは、元袋から洗濯石鹸のパッケージに入っている軽量スプーンで取り出し、茶こし袋に入れて利用しています。
シリカゲルにはマーカーが入っていて、そのマーカーが青から赤に変わると交換の合図となります。
購入から2年半以上経っていますが、いまだに使い切れていません。
とはいえ、もうそろそろ無くなりそうです。
なので、いままで残して保管しておいた吸湿したシリカゲルを再生することにしました。
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【ダイソーのメスティンを使ってシリカゲルを炒る(再生)】
シリカゲルの再生方法をネットでみると、フライパンで炒る、レンジでチン、天日干し等ありました。
しかし
- フライパンやレンジといった調理器具でシリカゲルってのがまずイヤ
- フライパンに関しては専用のフライパンを用意してもいいのですが、普段はジャマw
- 天日干しやレンジでチンは乾燥中にぜったい吸湿もしてる?
ということで却下となりました。
そこで思いついたのがダイソーのメスティンを利用して炒るという方法です。
メスティンは以前お菓子作りに利用したのがありましたので。
早速やってみました。
炒る吸湿シリカゲルは茶こし2袋分です。
部屋の湿度は約50%です。
この吸湿シリカゲルをスクリューボトルに入れて湿度を測ってみました。
58%ぐらいまで湿度が上がります。
炒っているところ
[炒る目安]
炒っているとき、メスティンをコンロから下ろして光源にかざすと水蒸気が上がっているのが見えます。
炒る目安はその水蒸気がなくなるまでです。
夜は光源が上にありがちなので、微妙な水蒸気が見ずらいです。(失敗談は下に)
窓がある台所なら昼間にしましょう。
メスティンを濡れタオルの上で十分冷やしてから、スクリューボトルに戻して湿度を計測すると37%ぐらいまで簡単に下がりました。
シリカゲルのメーカーの色も青色に近くなっています。
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【まとめ】
ダイソーメスティンで吸湿シリカゲルを再生する利点は
- 茶こし袋分の少量の吸湿シリカゲルを炒るのに丁度いい大きさ、場所をとらない
- しっかり閉まる蓋がついているので、シリカゲルをメスティンでひっくり返すときシリカゲルが周りに飛ばない
- スレンレスなので熱伝導性が高く、中のシリカゲルをすばやく冷却できる(すぐ仕舞えるのでシリカゲルの再吸湿を防ぐ・・かな)
といったところです。
[注意点は]
- ”炒りすぎ”
- ”シリカゲルのマーカーは熱に弱そう
です。
下の画像は、炒る時間の目安を測ろうとして夜に炒ってたら、つい炒りすぎてしまってちょっと焦げた?色が多少変色してるような感じになったシリカゲルです。
吸湿性能には変化ないようでしたが、見た目が気分よくありません。
ちなみに完全乾燥まで約五分ぐらいかかりました
また今回使用したシリカゲルのマーカーは、熱を加えると初期状態のきれいな青色にはならないようです。
吸湿して色が変化してくれるのか疑問です。
わたしの場合、百均の湿度計を各コンテナに入れて湿度管理しているので、色に関しては問題ないのですが。
【機材を湿度・過度の乾燥から守る救世主?】
手間がかかる点で高額な防湿庫のほうがやっぱり楽なのかなぁと思った矢先、以下のようなネット記事を見ました。
シャープは18日、密閉空間を任意の湿度に調整し、維持することができる新素材「TEKIjuN(適潤)」を開発したと発表した。任意の湿度を保てる固形の商品は世界初という。電力を使わずに楽器や電子機器、食品などを最適な湿度で保管することが可能で、今春から企業向けに展開する。
同社の担当者は「電力がなくても湿度を維持できるのが強み。従来の乾燥材などと大きく変わらない価格で展開したい」と話した。数年以内に売上高10億円を目指すという。
形状もビーズ型・シート型とあるようです。
MAX吸湿した新素材が再生可能なのかは今の時点ではわかりませんが、乾燥しすぎを防げるという点ではシリカゲルよりは管理する手間が省けるかもしれません。
従来の乾燥剤と大きく変わらない価格で、というのも嬉しいですね。
期待します。
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