【初音ミク】クリスマス・イブ【山下達郎】
たぶん、日本で一番好きなミュージシャンが山下達郎さんです。
山下さんの曲で初めて聴いた曲はもちろん「クリスマス・イブ」です(^m^;)
【クリスマス・イブ】
初めて聴いたときの印象を思い出すと、「毛布をかけたような」音だなぁという印象でした。
籠もったような音に聴こえたのです。
そして間奏にアカペラのパッヘルベルのカノンを持ってきたアイディアに感動しました。
(アカペラのコーラスを持ってきたアイディアは、オフコースの「愛を止めないで」から来ているらしいです。
「愛を止めないで」も聴きました。
ライブでアカペラをやっちゃうバンドはちょっと良かったです。)
[初音ミクヴァージョン・コード進行]
「クリスマス・イブ」はAメジャーです。
サビ以外のコード進行は、キーの違いはありますが、パッヘルベルのカノンと基本的に同じです。
8小節のサビの部分のコード進行は以下の通りです。
Dmaj7 E | E Dmaj7 | C#m | F#m | ||
Bm | Bm | D E | D GmE | A |
Dmaj7の後のEは次の小節のEにシンコペーションしてます。
Gmの使い方がイイですね。
最後のAから「かならず~~」と歌います。
ミクさんヴァージョンでは、ミクさんの声域を考慮してFメジャーに移調してあります。
ちなみに
パッヘルベルのカノンはDメジャーです。
ジョージ・ウィンストンの「Variations on the Canon」はCメジャーに移調しています。
[アカペラ・その他]
ミクさんヴァージョンの間奏は3声のアカペラにしました。
「クリスマス・イブ」は24声の達郎さん一人の多重録音とのことです。
とにかくすごいです。
とてもコピーできないので、ペッヘルベルのカノンを参考にアレンジしました。
ミクさんヴァージョンでは、街の雑踏の音に加えて、冒頭に「ジングルベル」最後に「きよしこの夜」を入れています。
最後の「きよしこの夜」の後に大滝詠一さんの「クリスマス音頭」にリレーできるという仕掛けです。
大滝さんの「クリスマス音頭」は「お正月」へと繋がります。ちょっと勉強しました。
[エレキギター]
ギタリストの達郎さん
クリスマス・イブでも弾いてます。
エレキギターのブリッチ近くを右手で軽くミュートして弾いているような音が聞こえます。
真似したのですが、それらしい音は最初だけになってしまいました。
[何と歌っているのか?]
クリスマス・イブでは歌の間に達郎さんの掛け声?が入っています。
ネットをみると、クリスマス・イブをカラオケで唄う時、その部分をなんと歌えばいいのかということで悩んでいる人もいますw
私は「オーーーギャザー」「オーーゲザー」と聴こえます(^m^;)
「オー」だとミクさんには合わないので可愛らしくしてみました。
[イラストについて]
今回こそ、背景も描こうと思っていた私
ところが11月に入り、私のパソコンでDAW(studio one)の動きに不具合が発生するようになりました。
そこで新しくパソコンを自作
色々トラブルに見舞われ、どんどんイラスト制作、オーディオファイル制作も遅れ、
という言い訳で今回もこのような体たらくです。
つ、次こそは・・・
【「Melodies」】
この「クリスマス・イブ」の次に聴いたのがアルバム「For You」の「SPARKLE」です。
イントロが衝撃的でした。
ここで初めて「夏のタツローソング」に出会ったわけです。
以後は、ポップス、AOR、ディスコ、ソウルミュージックが入り混じった「タツローポップ」に打ちのめされました。
こうなると「クリスマス・イブ」が異色作品であることがわかります。
「クリスマス・イブ」が収められたアルバム「Melodies」は、「クリスマス・イブ」同様、全曲、ビロードの幕が掛かったような音質です。
原色の写真にフィルターをかけたかのようです。
他のタツローソングと比較して明らかにローファイな感じです。
さらにアルバム全体の歌詞にも特徴があります。
「そっと」「きっと」「ずっと」という言葉がとても多いです。
とても親密な感じがします。
それらの仕掛けによってアルバム全体が「柔らかなローファイ感」に包まれています。
【まとめ】
私は「Melodies」が一番好きです。
ブライアン・ウィルソンのカバー曲があり、多重録音による一人演奏も増え、達郎さんの最も私的なアルバムに仕上がっているように思えます。
山下達郎に触れるなら、「Melodies」そして「FOR YOU」の同時購入がオススメです。
リリカルな部分とパワフルさを同時に味わえます。
Youtubeでは達郎さんのライブ映像もあります。
テレキャスターを弾く姿がとてもカッコいいです。
動画のコメントには、近年の竹内まりやさん人気につられての外国人の書き込みも多いようです。
世界的にもっと評価されていいミュージシャンと思います。
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