無料配布のバーク堆肥(糸状菌)で腐葉土発酵促進

日常の理系ガーデニング

【腐葉土作り 経過報告】

昨年末ごろ、市民の森で拾ってきた落ち葉で腐葉土作りをしてみました。

  • 落ち葉と米糠にくわえて、
  • 菌や微生物がいそうな黒く変色した落ち葉を加えて
  • 水を時たま加えて

一冬越えてどうなったかというと・・・

特に変化ありませんw

コンポストの中の表層の落ち葉をどけると、水で濡れた落ち葉があるのですが発酵してる感じがありません。

臭いもありません。

むしろ落ち葉のなんかいい匂いすらしますw

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【発酵が進まない理由】

発酵が進まない理由は

  • 気温が低かった
  • 水やりが足りなかった
  • 菌、微生物が足りなかった

ということでしょうか。

不織布コンポストにも問題ありそうですが、米糠を好む微生物群は乾燥気味を好むらしいのでとりあえず横に置いときます。

 

【無料配布のバーク堆肥で発酵促進】

三月になってお庭の土壌改良、土壌増加のため、自治体が無料配布しているバーク堆肥の抽選にまた応募しました。

それがみごとに当選w

このバーク堆肥、バークチップを水だけで発酵させている堆肥です。

その発酵を手助けしているのが土着の糸状菌(白いキノコ)です。

そこで、土壌改良材として利用するほかに、この糸状菌たっぷりのバーク堆肥をコンポストに加えれば落ち葉の発酵が進むのではと思ったのです。

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【入れてみた】

いつのもように多少赤茶けている無料バーク堆肥です。

完全発酵されていないからです。

45Lのゴミ袋5袋分もらってきました

バーク堆肥をコンポストに入れて

米糠を入れて

落ち葉を追加しました。

(まだ45L一袋ぶんの落ち葉が残っていますwジャマなので早く使ってしまいたい)

その後水をたっぷり注入しておきました。

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【まとめ 市販の「バーク入り腐葉土」とは?】

ホームセンターには腐葉土が販売されています。

100%腐葉土からなる「腐葉土」とバークが入っている「バーク入り腐葉土」

です。

「バーク入り腐葉土」を見るたびにわたしは「100%腐葉土を作るのはコストと手間がかかるのでバークやバーク堆肥をいれて嵩上げして販売してるんだろうなぁ」と思っていました。

今回、無料バーク堆肥(堆肥とは言えませんが)を落ち葉に入れて気が付きました。

「バーク入り腐葉土」は、バークを材料とした「家畜のフンの堆肥」(牛糞堆肥、馬糞堆肥)で落ち葉を発酵させた腐葉土なのではないかということです。

なので見た目、バークが混入しているので商品名が「100%腐葉土」にできなかったのでしょう。

 

[糸状菌の特性]

3日ほど経ちましたが発酵して発熱している感じがありませんw

昨年9月、無料バーク堆肥を完全発酵させようと、ビニール袋に入ったバーク堆肥に米糠を入れたときは発熱がみられたのですが・・・

そこで糸状菌について調べてみると、

  • 活動温度は15~30℃の範囲
  • 乾燥よりも湿潤を好む

とのことです。

前述とは違い、米糠好きな菌にも湿潤を好む菌もいるのですね

これからの季節の気温に期待ですが、糸状菌と不織布コンポストは相性悪いかもしれません。

湿度も上がる季節になりますが、容器はポリバケツ等再検討の余地があります。

 

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