セルロースの分解に白いキノコ?【無料配布バーク堆肥完熟化計画】

2024年12月2日日常の理系ガーデニング

【マルチング材として無料バーク堆肥を利用したい】

このところ自治体で無料配布している熟成バーク堆肥についての記事が続くわたしw

経緯を要約すると

  1. マルチングが雑草対策に有効とわかった
  2. 自治体で無料配布しているバーク堆肥をマルチングに使うことを思い立つ
  3. しかしそのバーク堆肥には完熟品ではなかった。シロアリのエサとなるセルロースが存在する
  4. バーク堆肥を完全発酵させてセルロースの分解を試みるためにコンポストに挑戦
  5. しかしミスによってペンディングに。さらにお金と手間がかかったことでほぼ挫折w

というのが今までの流れです。

今回は「セルロースの分解という基本について調べたら、新たな突破口が見つかったかも」という記事です。

 

【セルロースの分解】

バーク堆肥を受け取りに行ったとき、バーク堆肥の山には白いキノコが生えていました。

下記ブログ参照

遠目でしたがこんな感じの真っ白なキノコでした

またコンポスト容器で保存していたバーク堆肥に”白いモノ”が発見されました。

下記ブログ参照

 

[セルロース 分解 キノコ]

この「キノコ 白い物体」が気になったいたわたし

 

そこで「セルロース 分解 きのこ」で検索してみると

  • キノコはセルロースを分解して栄養源として利用する微生物の一種
  • キノコはセルロースを分解する酵素を持っている
  • さらにキノコにはリグニンを分解する白色腐朽菌という種類も存在する
  • この白色腐朽菌はリグニンを分解するのにセルロースを栄養源としている

という実に興味深い記述がでてきました。

コンポスト容器内で出てきた白い物体が白色腐朽菌かも。

↓まさに分解中w

つまり無料バーク堆肥にはセルロース分解に特化した微生物がすでに生息している可能性があるわけです。

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セルロースとリグニンの関係

建築材として使われる材木が固く強固なわけはセルロース、ヘミセルロース、リグニンという成分が

  • セルロースがヘミセルロースに囲まれていて
  • リグニンがセルロースとヘミセルロースの間を接着剤のような働きで埋めている

という関係があるからです。

リグニンも分解してくれるキノコ・菌の存在は頼もしいです。

 

[無料配布バーク堆肥が「熟成」どまりのわけ]

このセルロース分解微生物がたっぷり存在しているバーク堆肥がなぜ”完熟”ではなく”熟成”なのか・・・それは

完熟になるまで在庫として置いておくことができない、場所がない

ということなのでしょう。

自治体のHPには「六か月間熟成した」とあります。

逆にとらえれば六か月程度の熟成では、セルロース・リグニンの分解はされない、ということです。

セルロース・リグニン恐るべし

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【まとめ 熟成バーク堆肥をお手軽に完熟させる方法】

マルチングには持続的にしかも大量のバーク堆肥や腐葉土が必要です。

今回のバーク堆肥のように無料で手に入る、

しかもその熟成品をコストを掛けずにお手軽に完熟させることができればやってみる価値はあるとおもいます。

そのためにコンポストで米糠等で再発酵・熟成させようとしました。

しかしバーク堆肥内にセルロース分解キノコ菌がすでに存在していることで、もっと簡単に完熟できそうということがわかりました。

つまり春先にバーク堆肥をもらってきて

  1. 春~夏にわたって水分補給を続けて発酵させる 合計で1年以上の熟成で完熟をめざす
  2. キノコ・菌の働きをより活性させる活性剤?を補給する
  3. キノコ・菌では発酵が遅いかもなので別の菌・微生物を利用する

という方法です。

春夏シーズンは菌の活動が高まる温度が維持されます。

1.は通気性のあるコンポスト容器がある現在(上記ブログ参照)、水分補給するだけなのでわたしでもなんとかイケそうw

ただし水道代とか・・・w

よって期間を短縮したいなら2.3.がいいでしょう。

じつは2.は秋シーズンではありますが実行しています。

その結果は次回に

 

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