【デジカメ】モノクロ写真で撮る・モノクロ写真に加工する【おすすめアプリ】
私が主に使っているデジカメはPanasonicのDC-G9です。
G9のメニューには”フォトスタイル”という項目があります。
撮影前に、色味を設定できる機能です。
- スタンダード
- ヴィヴィッド
- ナチュラル
- 風景
- 人物
- シネライクV
- シネライクD
- モノクローム
- L.モノクローム
- L.モノクロームD
10種類が選べます。
下の3つがモノクロで写真を撮る項目です。
私がよく撮る被写体は、お花や風景が多かったこともあって、”スタンダード”一択です
この項目はほとんど弄ることはありませんでした。
それが最近、人物や物撮りするようになって、モノクロもいいなーと思うようになりました。
【無料のスマホアプリ「Snapseed」でモノクロ写真】
そのきっかけとなったのが、無料のスマホアプリ Snapseed です。
iOS用の写真アプリですが、Android用も公開されています。
以前から、レトロ風な写真が撮りたいと思っていた私
オールドレンズにも手を出しましたが、モノクロ写真に関しては、このアプリに行き着いた感があります。
Snapseedには「効果」と「ツール」があります。
「効果」はSnapseedが用意しているフィルターです。
「ツール」は、そのフィルターを作るために用意されたツールが、ユーザーがカスタマイズできるように用意されています。
ツールには上の参考画面上には現れていませんが、スクロールするとノワール・顔修正・顔の向き・レンズぼかし・周辺減光・二重露出・テキスト・フレームが出てきます。
「効果」には無料のフィルターが全部で11種類あります。
そのうち、Fine Art・Push・Structure・Silhouetteの4種類がモノクロフィルターです。
FineArt
Push
一枚のデジカメ画像をスマホに移して、Snapseedで補正しています。
FineArtに、ツール内の”粒状フィルム”の効果を加えて、コントラストを強めにすると、Pushになるような感じです。
FineArtのモノクロはとてもお気に入りになってます。
元がデジカメ画像ということもありますが、スーッとした嫌味のない・不自然のないモノクロ写真になります。
ツールの中にある、階調コントラスト・モノクロ・画像調整を行っているようです。
他のアプリにありがちな、単に彩度0にしただけの画像じゃないのがイイです。
人物写真でも、とてもいい感じに仕上がります。
人物が写っていると、顔修正も自動で行ってくれます。
いろいろな写真加工アプリを試してきましたが、モノクロに関してはSnapseedがとてもイイと思いました。
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【Leica DG SummiluxとL.モノクロームでモノクロ写真】
最近、PanasonicのLeica DG Summilux15mm/F1.7を購入しました。
PanasonicのDC-G9に着けて、試し撮りにでかけました。
Panasonicのデジカメのメニュー項目には、フォトスタイルという機能があります。
撮影前に色味や画質を設定できる機能です。(フィルターではありません)
普段はスタンダードに設定しっぱなしです。
わたしはこの撮影で、はじめてフォトスタイルのL.モノクロームを使ってみました。
以下に作例をあげます。
L.モノクロームからのJpeg撮って出しです。すべてF1.7で撮ってます。
L.モノクロームは、従来のモノクロモードよりも色の深みや立体感を感じる画作りにこだわり、研究を重ねて生み出されたモノクロモードとの事
私はてっきりLeica風モノクロームということで、L.モノクロームというネーミングにしたのかと思いました。
ただ、Leicaとデジカメ分野での協業を強化しているPanasonicですから、”Leica風”には暗にこだわっていると思います。
ボディとエンブレムの金属感がいい感じです。
トリミングしています。
15mmという画角でも、構図しだいではそれなりにボケてくれます。
最後はスタンダードで撮ったものです。
これもJpeg撮って出しです。
とても濃い空の色になっています。
この色の濃さが、このレンズの特徴でしょうか
周辺減光がありますが、私はあったほうが好きです。
このレンズ、開放では周辺減光が出やすいそうです。絞ると目立たなくなります。
ちょっと夏が楽しみになりました。
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【まとめ】
[デジカメでモノクロ撮影する利点]
G9では、フォトスタイルでL.モノクロームに設定すると、ファインダーの中の画像もモノクロで見ることになります。
(たぶんミラーレスカメラ全般に共通)
目の前がモノクロの世界になります。
色という情報がなくなるため、撮影中でも「あれ?普段より構図に気を使って撮影しているかも」という感覚がありました。
あとは、モノの質感、光と影のコントラスト差にも気をつけて、撮影していたように思います。
これがデジカメでモノクロ撮影する利点でしょうか。
モノクロに合った構図、露出で写真が撮れるようになります。
特にメリハリ・インパクト感のあるモノクロ写真が好きな方は、やっぱりデジカメ撮影ですね。
今回の作例では、意図的に光と影の部分を入れて、メリハリ・インパクト感を少しでも出そうとしています。
[モノクロ写真のシーズン?]
今回、モノクロで撮影してて思いました。
夏の午前の早い時間や午後の遅い時間、そして秋~冬シーズンのように、太陽が斜めから差し込んで、光と影のコントラストが得られやすい状況こそ、モノクロ撮影にうってつけの環境なのでは、ということです。
Summiluxの作例の1枚目は、午後になり、太陽光線が斜めに入っているために、屋根だけでなく、隣の家や植え込みの影まで入り込んでいます。
そのため明暗のバランスがよくなるというか・・・そんな感じがします。
プロの写真家さんの作例をみても、その傾向があるように思いました。
[~光と影~ Leica]
ちなみに、Leicaは今でもモノクロ写真・撮影に拘っています。(モノクロ専用デジカメを製造販売しています)
それは、Leicaがドイツという緯度の高い=太陽の高度が低いというお国柄のメーカー、ということも関係しているのでは?
と、このブログを書いていて、ちょっと思ってしまいました。
冬に限らず夏でも、部屋の中にまで差し込んでくる太陽の光
その光が作り出す”明と暗””光と影”が、被写体(特に人物)にドラマチックな”彩り”を加える・・・
(もちろん部屋の中だけではありません。街中のいたるところにです。)
その”彩り”を逃さずに捉えるのが、モノクロフィルム時代からの、Leicaのカメラ・レンズだったのかもしれません。
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