鍵盤経験者がギターを弾いてみる 1

2020年3月1日音楽系DTM&エレキギター

鍵盤楽器には多少は慣れているわたし。

そのわたしがギターを目の前にして
困惑することが多々いろいろあるわけです。

【キーがない】

当たり前のことですが
まず”キー”がないことです。



ピアノの画像を見ると
ほとんどの方は”ド”の位置ぐらいはわかると思います。
しかしギターをみても”ド”はその位置すらわかりませんw。
指板にはフレット数を示す目印?が
3,5,7,12,15,17,19,21フレットに刻印されているだけです。

【タブ譜】

ギターの楽譜は見たことのない楽譜です。
タブ譜と言われるヤツです。



六本の弦が書かれていて
その上に指で押すフレットNoが書いてあります。
六弦の下にはリズムを表す”棒”と”けた”が表示されています。
普通の楽譜に慣れている人にとっては
強烈な頭の体操になりそうです。

ただタブ譜と五線紙両表示されている場合も多いです。

それに五線紙のように上下にはみ出す”音”がありません。
ト音記号やヘ音記号もありません。
ギターもピアノも初心者という方には
こちらのほうが理解は早いかもです。

フレット番号の記述が小さいので
大きいタブ譜じゃないと見づらいような気がします。

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【多彩な表現力】

ギター、とくにエレキギターは多彩な表現力が魅力です。

スライド、グリッサンド、チョーキング、
ヴィブラート、ハーモニクス、アーミング
といった音はピアノでは表現できません。

youtubeではこれらのテクニックを
丁寧に説明している動画があります。
とても参考になります。

【コード弾き】

コードとは和音のことです。

ギターのソロの早弾きも最難関ですが
ハイポジションのコード弾きも最難関です。
(結局全部w)

ローポジションでのコードは、なんとかキレイに音が出せました。
初心者の最初の壁であるF、Bmといったバレーコード(人差し指で全部の弦を押さえる)もw

しかし例えば、Aメジャーコードを右にスライドさせて、Dメジャーコードを弾く場合です。


上が1弦、下が6弦です。
黒丸で囲んだ左がAコード 右がハイポジションのDコードです。

アコギではAコード縦に並んだ赤丸3音は
人差し指、中指、薬指で押さえられます。

エレキギターではDコードでは5フレットを人差し指でバレー
縦に並んだ3音は薬指のバレーで弾くようです。
投稿動画を見るとみなさんそんな感じで弾いてます。

ためしにやってみましたが
ビビリ音が酷いです。

ただ全音出す必要はないようです。
この場合、たぶん1弦と6弦はミュートするのでしょう
このように弾く弦を限定すれば
楽に押さえられる別のコードパターンはあるようです。
この先が不安です(汗)

コード弾きという点ではピアノのほうがはるかに楽ですね。

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【実際に弾いてみて】

まず、音がどの位置に配置してあるのか
探ってみました。

開放弦を含む音階(1~3フレット)は
以前少しだけアコギを触ったことがあったので
覚えていました。

以下は”ド”の音の配置です。

”ド”の配置は13フレット以降は同じパターンです。
  
C C# D D# E F F# G G# A A# B 

の12音階ですから。

そこへCメジャーの他の音を配置すると

これは手強いです。
見てると目眩すらします。

ただ、一本の弦に4音以上乗らないようにして
(4音以上乗ると指が届かない)
4フレット以降をブロック化してみると

となります。
黒枠の部分は開放弦を含む3フレットと同じ
指の運びです。
ここは比較的指の運びがスムーズです。

つまり
あとはオレンジ、青、茶、赤色でくくった
4つの指の運び(スケール)を覚えれば
各音の位置をなんとか掴めそうな気がします。

ちなみに下の図は
黒枠のCメジャーのスケールを
Gメジャー(ファが#のスケール)に転調させた時です。

15フレット5弦の”ド”を
10フレット5弦の”ソ”までスケールごとスライドさせればOKなんですね。
(青で囲ったスケールと比較すると
ちゃんと”ファ”の音だけが半音ズレていますw。)

あとは指の運びは全く同じです。
緑の○がソです。
途中で転調させる時はピアノよりギターは楽なのかもしれません。

【練習方法】

好きな曲のエレキギターのパートを
練習するのが一番なのでしょう。

ただ、好きな曲というのが最近のアニソンなので、楽譜になっている可能性はないでしょう・・・

短いフレーズなら耳コピという手もあります。
長尺のソロはとてもムリでしょうね。
そもそも”音”の位置すらわからない状態では
お手上げです。

やっぱりスケールから練習するのが堅実で、長い目で見ると近道ということになりそうです。

と、回りを見渡すと
やっぱりこれかなぁというのがありました。

回次に続きます。

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