ハナミズキの紅葉

2019年1月26日日常の文系・雑記エッセイ

紅葉のシーズンになりました。

身近で見られる、いち早く紅葉する樹木といえばナツツバキ、シャラ、ハナミズキ、ドウダンツツジなどがあります。
中でもハナミズキはお庭や街路樹にも多く使われていますので、その紅葉は目にすることが多いです。

 

【ハナミズキの紅葉】

本日(11/4)のように曇り~雨空だと、
ハナミズキの紅葉は、いまいち発色も良くなく、暗いえんじ色でぱっとしません。


11/4撮影 XZ-10

しかし太陽に透かせば、葉一枚一枚は赤~オレンジ系の美しい紅葉です。

ただ、葉が密集しているためでしょうか
下の画像のように太陽が当たらなくて輝けない葉も多いです。

昨年撮影 XZ-10

落葉が進み、葉の量が全体の3割ぐらいになると、全体に太陽が当たるようになって、ようやく美しい紅葉樹木となるという残念といえば残念な木といえます。

実際、横を通りがけにハッとするほど赤く紅葉した木に気づいて、それがハナミズキだったということがよくあります。

他の樹木の紅葉も進んできました。

11/4撮影 XZ-10

ヒメシャラでしょうか?
平地では寒暖差が小さいので黄系の紅葉になることが多いです。
黄色系の紅葉は曇りでも結構鮮やかですね

【赤色の秘密】

ハナミズキやモミジのような、紅葉で赤色になる木の葉は、晴れの日とそれ以外の日の発色の差が大きいように思います。

赤という色は、他の色と比べて耐光性がよくありません。
それは光が当たったとき、赤色は、他の色より紫外線といった害のある波長の短い光を吸収するからです。

それはつまり波長の長い光をより多く反射していることになります。
波長の長い光は進出色とも呼ばれより目立ちやすいのだそうです。

赤の紅葉が日光に照らされたとき、照らされていない時より発色が良いと感じるのは、このような理由があるからだと思われます。

 

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