【オールドレンズ】Helios44(M39)を買ってみました【ロシア】

日常の理系

【オールドレンズに求めること】

オールドレンズに求めることは、私の場合、

  • 現代の高性能レンズには絶対ないレトロ&フィルムな描写
  • ビンテージ&郷愁感あふれる外観
  • (なるべく安価w)

です。

つまり今の高性能レンズの対極にある”もの”が、オールドレンズにはあってほしいのです。
とりあえず”写る”は絶対条件ですが。

この前レビューした、Super Takumar 55mm F1.8 は、レンズに透明なベルベットを掛けたような柔らかい描写がとてもステキでした。


でも写りそのものは現代のレンズと殆ど変わりません。
とても高性能なレンズです。

オールドレンズとしての”ダメ”さが足りませんでした(^m^;)

【Helios44】

そこで、初心者向けのオールドレンズとして、Takumarと並んで有名なロシア製のHelios44(M39)を試してみたくなりました。

理由は

  • オークションに比較的多く出品されています。
  • 銀色のボディがカッコいい
  • ぐるぐるボケ(被写体の背景がぐるぐると回転しているような描写です)が見たかった

というホント、ニワカの適当な発想です。すみません(^m^;)

また、Helios44には後継機として44-2、44M、44-3・・・等、存在します。
改良が進んでいます。

なので、Helios44の初代モデルが一番”素”の描写が出るのではと思いました。

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[ロシアレンズの簡単な歴史]

カメラファンなら誰もが知っているライカとカールツァイスのブランド名。

カールツァイスは第二次大戦までは世界の最先端の光学機器メーカーでした。
戦後、ドイツは東西に分裂
カールツァイスの所在地イエナは東ドイツになりました。
が、カールツァイスの技術をアメリカとソ連で奪い合いました。
以後、ソ連ではカールツァイスのコピー品が作られるようになります。

カールツァイスのレンズブランド名 ロシアのコピー品名
テッサー インダスター
ビオター ヘリオス
フレクトゴン ミール
ゾナー ジュピター
プラナー

プラナーはテッサーが生まれる5年前に発明されていましたが、戦後の技術革新で日の目をみることになりました。

テッサーやビオターは、ソ連ではインダスター、ヘリオスという名前になってずっと製造されることになりました。

共産主義国家の国営企業の製品です。
庶民にも広く提供できるように低価格で大量生産されました。
そのおかげでオールドレンズとして現在も手に入りやすいのです。

[Helios44]

わたしがヤフオクでポチったのはHelios44です。

E-P5につけてみました
レンズフードをつけると随分長くなります。
G9のほうが似合いそうです。

Helios44は戦前の1927年(!!)に設計されたカールツァイス・ビオターの初期モデルを元に設計されています。

ヘリオスとはギリシャ語の”太陽”を意味します。

仕様

  • 58mm(35mm換算116mm)/F2
  • フィルター径 49mm
  • マウント Zenit-M39

気になったのはマウントです。
Zenit-M39マウントとか聞いたこともないマウントです。

ただ、商品説明の欄に、M42マウントへの変換アダプター付き、とあったのでポチってしまいました。
M39マウントはM42より径がわずかに小さいマウントのようです。
変換アダプターはその径の隙間を埋めるリングのようなものでした。

レンズの外装、レンズ内の状態はとてもイイように思いました。
出品者によって、もしくはどこかでリペアされたものなのでしょうか。

[試し撮り]

撮れるかどうか試し撮りしました。

とりあえず身近にあった、手さげとお庭のラベンダーを撮りました。
開放で撮ってます。

Takumarレンズのように描写は柔らかいです。
でも、透明なベルベットフィルター感はありません。
スッキリしています。

ボケの移動も思ったより滑らか

ラベンダーの背景のあじさいのボケかたも滲みがあって、印象派の絵画っぽい描写で期待がもてます。

【まとめ】

高級ブランドのカールツァイスが出てきたりで戸惑いましたが、ヘリオス44の歴史は調べていてとてもおもしろかったです。

また実写でもロシアンビオターのヘリオス44は、期待どおりの描写を見せてくれたのでした。

その作例は次回に

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